💉 ワクチン接種の基礎知識 ― 組み合わせ・スケジュール・抗体価・妊活との関係まで解説 ―
💉 ワクチン接種の基礎知識
― 組み合わせ・スケジュール・抗体価・妊活との関係まで解説 ―
ワクチン接種は、感染症予防にとって最も効果的な方法の一つです。
しかし、どのワクチンをいつ、どのように接種するか、また妊活中や妊娠を希望する場合の注意点について、迷われる方も少なくありません。
この記事では、ワクチンの組み合わせ・接種スケジュール・抗体検査に関する基本情報を、福本医院(心斎橋)がわかりやすく解説します。
🗓 ワクチン接種のスケジュールと組み合わせ
🔸 生ワクチン同士の同時接種は可能です
以下のような「生ワクチン」は、同時接種が可能です。ただし、別日に接種する場合は4週間以上の間隔を空ける必要があります。
麻しん(はしか)ワクチン
風しんワクチン
麻しん風しん混合(MR)ワクチン
水痘ワクチン
おたふくかぜワクチン
ロタウイルスワクチン(経口)
BCG(結核)
不活化ワクチン(肺炎球菌、インフルエンザ、B型肝炎など)は、生ワクチン・不活化ワクチン問わず、基本的に同時接種が可能です。
▶ 詳細スケジュール参考資料:
https://www.vaccine4all.jp/shared/files/vaccine_A4_20over.pdf【外部リンク】
🧪 抗体価検査とは?
ワクチンを接種すべきかどうかを判断するために、「ウイルスに対する抗体がどれだけあるか」を血液検査で調べることができます。
例)
医療従事者 → 麻しん・風しん・水痘・おたふくかぜなど
妊娠希望の女性 → 風しん抗体価(HI法など)
▶ 医療従事者向け抗体価の参考:
https://www.crc-group.co.jp/crc/q_and_a/123.html【外部リンク】
🤰 妊活中・妊娠中のワクチン接種について
🔹 妊活中の女性 × 生ワクチン
妊娠中は生ワクチンを接種できません
接種後は2ヶ月間の避妊が必要
ただし、妊娠に気づかずに接種した場合でも、先天性異常の報告はほとんどありません
🔹 妊活中の女性 × 不活化ワクチン
胎児に影響するリスクは少ないとされ、基本的に接種可能
ただし、妊娠初期(特に4〜7週)は自然流産のリスクがあるため、主治医と相談のうえ接種判断を
🔹 妊活中の男性
男性は生ワクチン・不活化ワクチンともに制限なしで接種できます
💬 よくあるご質問(Q&A)
Q. MRワクチンを打つタイミングは?
A. 妊娠を希望している場合、接種後2ヶ月は避妊が必要です。抗体価が低ければ接種をおすすめします。
Q. 複数のワクチンを同時に受けても大丈夫?
A. はい。生ワクチン同士も、ほとんどの不活化ワクチンも同時接種が可能です。
Q. 抗体価が足りなかったらどうなる?
A. 不足しているワクチンを追加接種することで、十分な免疫を獲得できます。
🏥 福本医院での対応
当院では、以下の体制でワクチン接種を行っています:
✅ 抗体検査(風しん・麻しん・水痘など)
✅ 生ワクチン・不活化ワクチンの同時接種
✅ 妊活中の方への接種相談(産婦人科連携)
✅ 英語での説明対応(必要に応じて)
ご予約はWEBまたはお電話にて承ります。
📞 06-6125-5652