🎯 目標体重に近づくために必要なのは、新しい「生活習慣」でした。

当院では、2020年10月の開院以来、多くの患者さまがダイエットに取り組まれており、2025年4月現在、10kg以上の減量に成功した方は40名以上にのぼります。20kg以上の方も7名おられます。

ただし、期待通りの結果が出なかった方もいます。その差を生むのは、「生活習慣」です。

📊 体重はこう決まる!

摂取カロリー(=食事)
消費カロリー(=活動)
基礎代謝(年齢・性別によって決まる)

👉 この3つのバランスで「体重」は決定します。

🔢 数式で表すと…

体重 = 摂取カロリー        消費カロリー

÷   基礎代謝基準値

 

※基礎代謝基準値については

厚生労働省資料 p73を参照

この式の詳しい説明についてはこちら

➡️ ダイエット論 福本医院

🍚 同じ習慣なら、同じ体重になる?

💬「体重80kgの人が、60kgの人と同じ食事・運動をすれば、ゆくゆく60kgになります!」

💡 ダイエット成功のためには

✅ 1. 食生活の改善

  • タンパク質中心の食事
  • 1日60g以上を目標に
  • たまご🥚のタンパク質は1個6g 何個食べてもOK!

✅ 2. 運動習慣

  • 毎日じゃなくてもOK!
  • 目安は1日5000歩以上のウォーキング

✅ 3. 見える化

  • 体重を毎日記録し、グラフで変化を確認

 

  • おすすめ体重入力アプリ 

   iPhone:  ヘルスケア(Apple)

   Android : RecStyle(レックスタイル)

 

✅ 4. GLP-1

  • 食生活の習慣を変えるために有効です
  • 目標体重に到達したら、その時の食事量を維持しながら、薬の量を減らしていきましょう

当院のGLP-1のページはこちら

5. そのほかのダイエット方法については  

➡️  ダイエット方法 福本医院

 

📚 参考文献

📘 厚生労働省資料

日本人の食事摂取基準(2020年版)
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf

📖 科学論文(生活習慣と体重)

タイトル:Changes in Diet and Lifestyle and Long-Term Weight Gain in Women and Men
著者:Dariush Mozaffarian, Tao Hao, Eric B. Rimm, Walter C. Willett, Frank B. Hu
掲載誌:New England Journal of Medicine
発表日:2011年6月23日
DOI:10.1056/NEJMoa1014296

この論文では、特定の食事内容や生活習慣が長期的な体重増加や減少と強く関係していることが示されました。

📖 科学論文(GLP-1受容体作動薬)

タイトル:Once-Weekly Semaglutide in Adults with Overweight or Obesity
著者:Wadden TA, Bailey TS, Billings LK, Davies M, Frias JP, Koroleva A, et al.
掲載誌:New England Journal of Medicine
発表日:2021年2月10日
DOI:10.1056/NEJMoa2032183

この研究は、週1回投与のGLP-1受容体作動薬「セマグルチド(semaglutide)」が、非糖尿病の肥満または過体重の成人において有効かつ安全に体重減少をもたらすかを検証した大規模無作為化比較試験(STEP 1試験)です。結果として、セマグルチド群では平均で体重の14.9%の減少が認められ、プラセボ群との差は有意でした。また、体重5%以上の減少率は86%、10%以上は70%、15%以上は50%という驚異的な成果が示されました。副作用としては、吐き気、下痢、便秘などの消化器症状が主でしたが、重篤なものは少なく、全体として良好な安全性プロファイルを示しています。