Blog

院長・スタッフブログ

  • blog

    【心臓血管外科・循環器専門医による術後外来の定期受診をご希望の方へ】

    福本医院循環器外来風景

    心臓弁膜症・虚血性心疾患・大動脈疾患などで手術を受けられた方、また心臓カテーテル治療後の定期的な外来通院が必要な方へ――。

    当院では、心臓血管外科専門医が術後の経過観察や内服管理、再発予防のアドバイスまで丁寧に対応しております。

    ■ 手術後の安定した定期外来受診を希望される方

    ■ 心臓カテーテル治療後の定期チェックをご希望の方

    ■ ワーファリン(抗凝固薬)の継続的な管理・調整が必要な方

    ■ 大病院での治療後、ご自宅近くで継続的に診てもらいたい方

    **紹介状は不要です。**お気軽にご相談ください。

    心電図や心臓超音波検査、血液検査などを適切に組み合わせ、安心して過ごせる日常のサポートを行います。

    また、ワーファリン内服中の方には、PT-INRの定期測定と用量調整、相互作用の確認まで対応可能です。

     

    心臓術後外来

    2025.04.30 , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,

  • blog

    🦠 帯状疱疹ワクチンが定期接種に! ― その背景と、予防接種の受け方 ―

    ワクチン接種

    🎯 Q. 帯状疱疹って、どんな病気?

    帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、子どもの頃にかかった水ぼうそう(VZ)ウイルスが、加齢や疲労・ストレスで再活性化して発症する感染症です。

    • 体の片側にピリピリした痛みと赤い発疹

    • ✅ 数日で水ぶくれになり、約2〜4週間で治癒

    • ❗ 高齢者では「帯状疱疹後神経痛(PHN)」という後遺症の痛みが残ることも…


    💉 Q. 帯状疱疹は防げますか?

    はい、ワクチン接種で予防できます

    特に免疫力が落ちやすい50歳以上ではワクチンが推奨されています。


    📅 2025年4月〜 帯状疱疹ワクチンが「定期接種」に!

    当院は大阪市予防接種委託医療機関として、以下の方を対象に定期接種を実施しています。

    🎯 対象者(2025年度):

    • 大阪市に住民票がある方

    • 令和7年4月1日〜令和8年3月31日の間に、以下の年齢になる方:

      65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳以上


    💊 ワクチンの種類と費用について

    当院では、安全性と長期の効果の観点から、組換えワクチン「シングリックス」(2回接種)を推奨しています。

    接種方法

    価格(1回あたり)

    定期接種

     11,000円(税不要)

    自費接種

     19,800円(税込)

    ※2回目は1回目の2ヶ月後以降に接種します。


    📝 ご予約方法・持ち物

    • 📱 電話またはWEB予約

    定期接種の方

    • 🪪 当日は以下のいずれかをご持参ください:

       マイナンバーカード/運転免許証/パスポート

    👉 予診票は医院にございます。当日ご記入いただけます。


    📍ご予約・お問い合わせ

    福本医院(心斎橋)

    📞 06-6125-5652

    🌐 WEB予約はこちら

    🏥 大阪市公式:帯状疱疹定期接種について

    🏛 厚労省公式:帯状疱疹ワクチンについて


    🧠【最新研究】帯状疱疹ワクチンが「認知症のリスク低下」にも寄与?

    2025年4月、権威ある科学誌『Nature』に掲載されたスタンフォード大学の研究チームによる大規模疫学研究により、帯状疱疹ワクチンの接種が認知症の発症リスクを20%低下させる可能性があることが明らかになりました。

    この研究では、2013年に英国ウェールズで開始された帯状疱疹ワクチンプログラムを自然実験として活用し、65歳以上の約88万人を対象に7年間追跡調査を実施。ワクチン接種者と非接種者の間で、認知症の発症率に統計的に有意な差があることが確認されました。

    • 👨‍⚕️ 特に女性でより高い予防効果

    • 📉 認知症全体の発症リスクが約20%減少

    • 💉 使用されたワクチンは日本でも承認されている**「シングリックス」**

    ✅ 論文情報:

    • タイトルA natural experiment on the effect of herpes zoster vaccination on dementia

    • 著者:Markus Eyting, Pascal Geldsetzer ほか

    • 掲載誌:Nature(2025年4月2日掲載)

    • DOI10.1038/s41586-025-08800-x


    🧪【関連研究】『Nature Medicine』でも同様の報告が!

    さらに2024年7月には、『Nature Medicine』においても帯状疱疹ワクチンと認知症リスク低下の関連を示す研究が発表されました。この研究では、組換え型帯状疱疹ワクチン「シングリックス(Shingrix)」の接種が、認知症の発症リスクを有意に下げることが報告されています。

    • 👩 特に女性において、リスク低下の効果が明確

    • 📊 大規模医療データベースを用いた解析により裏付け

    ✅ 論文情報:

    • タイトルThe recombinant shingles vaccine is associated with lower risk of dementia

    • 著者:Maxime Taquet, Quentin Dercon, John A. Todd, Paul J. Harrison

    • 掲載誌:Nature Medicine(2024年7月25日)

    • DOI10.1038/s41591-024-03201-5

     

     


    💡まとめ

    帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛の予防だけでなく、認知症の予防にもつながる可能性が、複数の国際的研究で示されています。50歳以上の方や、対象年齢に該当する方にとっては、自身の将来の健康を守る選択肢として、非常に有効な予防策となるでしょう。

    福本医院では、定期接種および自費接種の両方に対応しております。お気軽にご相談ください。


     

    2025.04.04 , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,

  • blog

    【ラジオ出演のお知らせ】寺谷一紀のまいど!まいど!(ラジオ関西)

    こんにちは、心斎橋の福本医院です。

    2025年4月4日、院長・福本淳がラジオ関西「寺谷一紀のまいど!まいど!」に出演いたしました。

    今回の放送では、以下の2つのテーマについてお話ししました。

    寺谷一紀のまいどまいど

    https://youtu.be/9YX1b0QEAng

     


    1. 帯状疱疹ワクチンについて

    50歳以上の方を中心に増加している帯状疱疹。その予防に有効とされるシングリックス(帯状疱疹ワクチン)について詳しく解説しました。

    • なぜ帯状疱疹は再発するのか?

    • どんな人がワクチン接種を受けた方がいいのか?

    • 従来の水痘ワクチンとの違いとは?

    ✅ 詳しくはこちら

    👉 【帯状疱疹ワクチンが定期接種に!】その背景と、予防接種の受け方


    2. シニア世代の健康管理

    人生100年時代を迎え、健康寿命の延伸が重要なテーマです。

    • 健康診断の受け方

    • 食事・運動・睡眠のバランス

    • 慢性炎症や歯周病と全身疾患の関係

    ✅ 詳しくはこちら

    👉 あなたの健康、見逃していませんか?当院で健康診断を受けることができます


    ラジオ出演を終えて

    リスナーの皆様からの反響も多く、医療情報の発信の大切さを改めて感じました。

    今後も、地域の皆様の健康をサポートするため、メディアを通じた情報発信を続けてまいります。

     


    ご予約・お問い合わせ

    📞 06-6125-5652

    📍 大阪市中央区南船場3-6-19 心斎橋ワダビル2F

    🖥 Web予約はこちら

     

    ✅ 過去の出演についてはこちら

    2025.04.04 , , , , , , , , , , , , , , , , , ,

  • blog

    🫀心房細動は生活習慣で防げる? 最新2024年ガイドラインと科学研究でわかる予防・治療の新常識|心斎橋 福本医院

    心房細動

    【はじめに】

    心房細動(Atrial Fibrillation:AF)は、心臓の上の部屋(心房)が不規則に震える代表的な不整脈です。
    動悸・息切れ・疲れやすさだけでなく、脳梗塞や心不全の原因になることもあります。

    日本では高齢化に伴い患者数が増加しており、特に高血圧・糖尿病・肥満・睡眠時無呼吸症候群などの生活習慣病との関係が明らかになっています。

    本記事では、最新2024年版のガイドラインと海外の科学論文をもとに、
    「心房細動はどのように予防できるのか」「生活習慣改善で再発を減らせるのか」をわかりやすく解説します。

    💓心房細動とは?

    心房細動とは、心房が1分間に300回以上も細かく震え、心臓全体のリズムが乱れる状態を指します。
    血液の流れが滞り、血液のかたまり(血栓)ができやすくなるため、脳梗塞を起こすリスクが高まります。

    特に次のような方は発症しやすい傾向があります。

    • 高血圧や糖尿病がある

    • 肥満、メタボリックシンドローム

    • 睡眠時無呼吸症候群

    • 過度の飲酒、喫煙、ストレス

    • 加齢(60歳以上)

     

    ⚠️放置するとどうなる?

    心房細動を放置すると、血流の乱れから心臓の中に血栓ができやすくなり、脳梗塞を起こす危険があります。
    また、心臓に負担がかかることで心不全や認知機能低下を招くこともあります。

    症状が軽くても、定期的な心電図検査・循環器専門医の診察が重要です。

    🩺最新2024年ガイドラインでの治療方針

    日本循環器学会/日本不整脈心電学会の2024年ガイドラインでは、
    「脳梗塞予防」と「リズム・心拍数コントロール」を柱に、生活習慣の改善も治療の一部として推奨されています。

    ① 脳梗塞を防ぐ抗凝固療法

    • CHA₂DS₂-VAScスコアを用いてリスクを評価。

    • リスクが中等度以上の方には、経口抗凝固薬(NOAC)が推奨。

    • 出血リスクも同時に管理し、過度な投薬を避ける。

    ② 心拍数・リズムのコントロール

    • β遮断薬やCa拮抗薬で心拍数を安定化。

    • 電気的除細動やカテーテルアブレーション(不整脈の原因部位を焼灼する治療)も選択肢。

    ③ 包括的治療の考え方

    治療だけでなく、生活習慣の是正が再発防止の鍵とされています。

    🌿生活習慣改善で再発を防ぐ

    近年、海外の大規模研究で「生活習慣の改善によって心房細動の再発を抑えられる」ことが明らかになっています。

    ① 体重管理と減量

    NEJM(2023年)の研究(Pathak RK ら)では、
    肥満患者が体重を10%減らすと、心房細動の再発率が約30%低下しました。
    適正体重の維持は、血圧・血糖・脂質の安定にもつながります。

    ② 飲酒と心房細動

    JAMA Cardiology(2022年)の研究によると、
    飲酒量を減らすことで再発リスクが有意に低下しました。
    「週1〜2回まで」が一つの目安です。

    ③ 睡眠とストレス管理

    • 睡眠時無呼吸症候群の治療(CPAPなど)は再発予防に有効。

    • 睡眠リズムを整え、就寝前のスマホ使用を控えることで自律神経のバランスを改善。

    • 深呼吸・軽い運動・ぬるめの入浴なども効果的です。

    ④ 食事と運動

    • 塩分を控え、野菜・魚・オリーブオイル中心の和食・地中海食を意識。

    • 週に150分程度の中等度運動(速歩・自転車など)が推奨されています。

     

    🏥福本医院の取り組み:生活習慣支援型の循環器診療

    心斎橋の福本医院では、薬による治療だけでなく、
    生活習慣の見直しを重視した心房細動管理を行っています。

    • 血圧・血糖・脂質をトータルに管理し、動脈硬化リスクを低減。

    • AI解析対応の長時間ホルター心電図で、日常生活中のリズム変化を詳細に評価。

    • 睡眠やストレスに関するアドバイスも行い、再発防止をサポートします。

     

    🧠まとめ

    • 心房細動は「電気の病気」であると同時に「生活習慣の病気」。

    • 体重・飲酒・睡眠・ストレスのコントロールが再発防止に不可欠。

    • 福本医院では、循環器専門医が検査・治療・生活支援を一体化した診療を提供しています。

    • 動悸や脈の乱れを感じたら、早めにご相談ください。

    📚参考文献

    1. 日本循環器学会/日本不整脈心電学会合同:2024 年JCS/JHRSガイドラインフォーカスアップデート版 不整脈治療

    2. 日本循環器学会:不整脈の診断とリスク評価に関するガイドライン(2022)

    3. Pathak RK et al. Weight Reduction and Atrial Fibrillation Recurrence. N Engl J Med. 2023;388(2):117-126.

    4. Voskoboinik A et al. Alcohol Abstinence in Atrial Fibrillation and Long-Term Outcomes. JAMA Cardiol.2022;7(3):250-259.

    5. Kirchhof P et al. 2020 ESC Guidelines for the Diagnosis and Management of Atrial Fibrillation. Eur Heart J.2020;41:373-498.

    6. Calvo N et al. Lifestyle Intervention and Risk Factor Management in Atrial Fibrillation. Circulation.2021;143(7):706-719.

     

    2025.04.01 , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,

  • blog

    🤒 発熱・かぜ・急性胃腸炎などの症状がある患者さまへ (発熱外来のご案内)


    2025年4月以降も、福本医院では発熱・かぜ症状の患者さまの診察・検査を継続して行っております。

    また、急性胃腸炎(吐き気・嘔吐・下痢・腹痛など)も同様に、感染対策のため発熱外来で診察いたします

     


    📅 発熱外来の診療時間

    • 平日:14:00〜14:30

    • 土曜:15:00〜15:30

    ※上記以外の時間帯では、オンライン診療での対応となります。


    🦠 対象となる主な症状

    以下の症状がある方は、発熱外来またはオンライン診療をご利用ください:

    • 発熱(37.5℃以上)

    • のどの痛み

    • 咳・鼻水

    • 頭痛・倦怠感

    • 吐き気・嘔吐

    • 下痢・腹痛(急性胃腸炎が疑われる場合)


    📞 受診には電話予約が必要です(完全予約制)

    発熱外来は、お電話での完全予約制です。

    WEB予約システムからはご予約いただけません。

    ご予約の流れ:

    1. Web問診の入力をお願いします

    2. 診療時間内にお電話(06-6125-5652)でご予約ください

    3. または、下記メール宛にご連絡ください

       👉 clinicfukumoto@gmail.com

       医院より翌診療日10:30〜11:00頃に折り返しご連絡いたします


    🏥 感染対策にご協力ください

    発熱や感染症の疑いのある方と、一般の患者さまの診療時間を分けることで、院内感染防止に努めております

    ご理解・ご協力をお願い申し上げます。


    📍福本医院(心斎橋)

    • 所在地:大阪市中央区南船場3-6-19 心斎橋ワダビル2F

    • 電話:06-6125-5652

    • Web予約ページ:こちらをクリック

    • 診療時間:10:30〜14:30 / 16:30〜19:30(土曜は15:30まで)

    • 休診日:月曜・日曜・祝日


    2025.04.01 , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,

  • blog

    糖尿病の治療はここまで進んだ!最新ガイドラインまとめ(日本・欧米)【2024-2025年版】

    2型糖尿病


    はじめに

    糖尿病の治療は、ここ数年で大きく進化しています。特に2024年~2025年にかけて、日本や欧米で最新の治療ガイドラインが発表され、食事療法やお薬の使い方、予防や合併症対策がアップデートされました。

    このブログでは、最新のガイドラインのポイントを、患者さんにもわかりやすくご紹介します。


    日本のガイドラインの変更点(2024年版)

    ✅ 食事療法が大きく進化

    2024年に改訂された「糖尿病診療ガイドライン」では、エネルギー制限食をしっかり活用し、体重管理や血糖改善を目指す治療方針が強調されました。

    特に2型糖尿病で過体重や肥満がある方には、「食事の見直し」がこれまで以上に重要とされています。

    ✅ お薬の選び方も個別化

    血糖値だけでなく、腎臓・心臓の状態や体重、生活スタイルに応じて、お薬の使い方も個別に検討される時代に。SGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬といった新しいタイプのお薬の活用が進んでいます。

     

    糖尿病の食事療法に取り組む中年男性が、健康的な食事を前にノートを取りながら食事している様子

    栄養バランスの取れた食事と記録を続けることで、血糖管理をサポート。


    アメリカ糖尿病学会(ADA)2025年版の注目点

    🔍 センサーで血糖管理(CGM)

    指先から血を採らずに血糖値を測定できる「CGM(持続血糖モニター)」が、2型糖尿病の方にも推奨されるようになりました。

    自宅での血糖変動が見える化され、自己管理に役立ちます。

    ❤️ 心臓・腎臓を守る治療

    糖尿病がある方では、心不全や腎臓病を予防することも治療の大きな目的になっています。GLP-1受容体作動薬やSGLT2阻害薬が、血糖だけでなく合併症も予防できるお薬として推奨されています。

    🍽️ 「脂肪肝」や「肥満」も治療対象に

    アメリカでは「MASLD(代謝性脂肪肝疾患)」という言葉が使われるようになり、糖尿病と一緒に治療する対象としてガイドラインに組み込まれました。


    欧州(ESCガイドライン)の特徴

    ヨーロッパ心臓病学会(ESC)では、糖尿病と心臓病の関係に特化したガイドラインを出しています。

    糖尿病があると心筋梗塞や心不全のリスクが上がるため、早い段階から心臓を守る治療が重要とされています。


    福本医院からのメッセージ

    糖尿病の治療は「血糖を下げる」だけではなく、「生活習慣の見直し」「合併症の予防」「個別に合った薬の選び方」など、トータルで考える時代になっています。

    当院では、最新のガイドラインを参考にしながら、患者さん一人ひとりに合った診療を行っています。

     

    糖尿病の運動療法として屋外をウォーキングしている女性

    ウォーキングなどの軽い運動も、糖尿病の予防と管理に効果的です。


    ご相談ください

    • 健康診断で血糖値が高かった方

    • 糖尿病と診断されたが治療に迷っている方

    • 今の治療で本当にいいのか不安な方

    お気軽にご相談ください。


    📚 参考文献一覧(糖尿病 最新ガイドライン 2024–2025)

    🇯🇵 日本のガイドライン・資料

    1. 日本糖尿病学会 編.

      『糖尿病診療ガイドライン 2024』

      発行:南江堂、2024年6月3日

      ISBN:978-4-524-26272-5

      https://www.nankodo.co.jp/g/g262725/

    2. 日本糖尿病学会 編.

      『糖尿病治療ガイド 2024』

      発行:文光堂、2024年5月

      ISBN:978-4-8306-5724-9

      https://www.bunkodo.co.jp/book/detail_158404.html

    3. 日本歯周病学会 編.

      『歯周治療ガイドライン 第3版』

      発行:医歯薬出版、2023年3月

      ISBN:978-4-263-45755-0

      https://www.ishiyaku.co.jp/search/details_1.aspx?cid=45755


    🇺🇸 アメリカ糖尿病学会(ADA)

    1. American Diabetes Association.

      Standards of Care in Diabetes—2025.

      Diabetes Care. 2024;47(Suppl. 1):S1–S186.

      DOI: 10.2337/dc24-S001

      https://diabetesjournals.org/care/issue/47/Supplement_1

    2. Davies MJ, Aroda VR, Collins BS, et al.

      Management of Hyperglycemia in Type 2 Diabetes, 2022. A Consensus Report by ADA and EASD.

      Diabetes Care. 2022;45(11):2753–2786.

      DOI: 10.2337/dci22-0034


    🇪🇺 欧州心臓病学会(ESC)

    1. Cosentino F, Grant PJ, Aboyans V, et al.

      2023 ESC Guidelines on diabetes, pre-diabetes and cardiovascular diseases developed in collaboration with the EASD.

      Eur Heart J. 2023;44(33):2807–2926.

      DOI: 10.1093/eurheartj/ehad376

      https://academic.oup.com/eurheartj/article/44/33/2807/7283027


    2025.03.30 , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,

  • blog

    【進化する脂質異常症の治療】 ―コレステロールだけで語れない、心臓と代謝のリスク管理―

    脂質異常症

    ✅ 最近、健康診断で「脂質異常症」と言われた方へ

    「LDL(悪玉)コレステロールが高いですね」

    「中性脂肪が多いですね」

    こんな言葉にドキッとされたことはありませんか?

    実は、“脂質異常症”は単にコレステロールの話だけではありません。糖尿病、肥満、肝臓の脂肪、さらには動脈硬化や心筋梗塞に直結する重要なサインでもあるのです。

     

    🔬 脂質異常症は「代謝異常」の一部です

    近年の研究では、血液中の脂質バランスの異常(高LDL、低HDL、高トリグリセリド)は、インスリン抵抗性や**肝臓・筋肉に脂肪がたまる“異所性脂肪”**とも深く関係していることがわかってきました。

    これは、脂質異常が単なる「血液の数値異常」ではなく、全身の代謝の乱れ、つまり生活習慣病の根幹であることを意味します。

     

    🧬 放置するとどうなる?

    脂質異常を放っておくと、以下のような疾患のリスクが高まります:

    • 虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)

    • 脳梗塞

    • 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)

    • 2型糖尿病

    • 慢性腎臓病

    つまり、「まだ症状がないから大丈夫」は大きな誤解です。

     

    「コレステロールプラークによって血管内腔が狭窄している様子を示すアニメ風の断面図」

    コレステロールの蓄積により血管が狭くなり、血流が阻害されている様子を示しています。動脈硬化は心筋梗塞や脳卒中の原因となります。

     

    💊 現代の脂質異常治療はここまで進んでいます

    世界的な医学誌「The Lancet」や「NEJM」でも、以下のような新しい薬剤や戦略が紹介されています:

    • スタチン:LDLを効果的に下げる基本薬

    • エゼチミブ:コレステロールの吸収を抑制

    • PCSK9阻害薬:注射製剤で大幅なLDL低下を実現

    • トリグリセリドやLipoprotein(a)を標的とする新薬も登場

    さらに、肝臓の脂肪を減らす生活習慣改善や薬物療法が注目されています。

     

    🏥 福本医院でできること

    福本医院では、以下のような脂質異常に対する診療を行っています:

    • 採血検査による脂質バランスチェック

    • 食事・運動・睡眠のアドバイス

    • 体脂肪・内臓脂肪測定

    • 薬物治療(スタチン・エゼチミブ・その他)

    • 糖尿病や肝機能との総合的評価

    心筋梗塞や動脈硬化が気になる方、健康診断で異常を指摘された方は、お気軽にご相談ください。

     

    📚 参考文献

    1. 1. Dyslipidemia in type 2 diabetes mellitus

      著者: Arshag D. Mooradian

      掲載誌: Nature Reviews Endocrinology, 2009年

      要点: このレビューでは、2型糖尿病における脂質異常症の特徴、病態生理、治療戦略について詳述されています。特に、高トリグリセリド血症、低HDLコレステロール血症、小型で密度の高いLDL粒子の増加といった、糖尿病に特有の脂質異常パターンに焦点を当てています。また、スタチン療法の有効性や、複数の薬剤を組み合わせた治療の必要性についても論じられています。


      2. Pharmacological lipid-modification therapies for prevention of ischemic cardiovascular events: current and future options

      著者: Kausik K. Ray, Henry N. Ginsberg, et al.

      掲載誌: The Lancet, 2019年

      要点: このレビューでは、虚血性心血管イベントの予防を目的とした脂質修飾療法の現状と将来の選択肢について評価しています。スタチン、エゼチミブ、PCSK9阻害薬などの既存の治療法に加え、リポタンパク質(a)やトリグリセリドを標的とした新たな治療法の可能性についても論じられています。


      3. Ectopic Fat in Insulin Resistance, Dyslipidemia, and Cardiometabolic Disease

      著者: Samuel Klein, et al.

      掲載誌: The New England Journal of Medicine, 2014年

      要点: このレビューでは、インスリン抵抗性、脂質異常症、心代謝性疾患における異所性脂肪の役割について詳述されています。特に、肝臓や筋肉などの非脂肪組織への脂肪蓄積が代謝異常に与える影響や、これらの状態が心血管リスクを高めるメカニズムについて解説されています。

    2025.03.30 , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,

  • blog

    【心斎橋 福本医院】狭心症・心筋梗塞:虚血性心疾患とは?症状・検査・治療法までわかりやすく解説!

    虚血性心疾患とは?

    虚血性心疾患(IHD: Ischemic Heart Disease)は、心臓の筋肉(心筋)に十分な血液が届かず、酸素不足になることで生じる疾患です。代表的なものに「狭心症」「心筋梗塞」があります。

    心筋に酸素を届ける冠動脈が動脈硬化などで狭くなったり詰まったりすると、胸の痛みや圧迫感といった症状が現れます。日本でも高齢化の影響で患者数は増加傾向にあり、早期発見・早期治療が重要です。


    主な症状

    以下のような症状がある場合、虚血性心疾患の可能性があります:

    • 胸が締め付けられるような痛み(特に運動時)

    • 胸の圧迫感や重苦しさ

    • 左腕や顎、背中に広がる痛み

    • 呼吸困難

    • 冷や汗、めまい、吐き気

    症状は「数分で治まる軽いもの」から、「命に関わる緊急状態」まで様々です。特に高齢者や糖尿病の方では、痛みを感じにくいこともあるため注意が必要です。

    狭心症発作


    検査について

    当院では、以下の検査を組み合わせて診断を行っています:

    • 心電図(安静時・運動負荷)

    • 心エコー検査

    • 胸部レントゲン

    • 血液検査(心筋逸脱酵素、LDL・HbA1cなど)

    • 心臓CT・冠動脈CT検査

    • 必要に応じて心臓カテーテル検査

    特に心臓CTは、冠動脈の狭窄を評価できる有用な検査です。最近では被曝量も低減されました。

    冠動脈CT


    治療法

    症状の重症度や冠動脈の状態に応じて、以下の治療を行います:

    1. 薬物治療

    • 抗血小板薬(アスピリンなど)

    • 硝酸薬(ニトロ)

    • β遮断薬、Ca拮抗薬

    • スタチン(脂質低下薬)

    • ARB/ACE阻害薬(高血圧・心不全予防)

    2. カテーテル治療(PCI)

    細くなった冠動脈を風船やステントで広げる治療です。入院期間が短く、負担の少ない治療法です。

    3. 冠動脈バイパス手術(CABG)

    複数の血管が詰まっている場合や、左主幹部病変がある場合には手術が適応となります。


    虚血性心疾患は「生活習慣病」

    以下のような因子がリスクを高めます:

    • 高血圧

    • 高コレステロール

    • 糖尿病

    • 喫煙

    • 運動不足

    • ストレス

    • 睡眠不足

    当院では、再発予防のための生活習慣改善プログラム栄養指導も行っています。


    当院でのフォローアップ

    当院では、虚血性心疾患の早期発見・再発予防に力を入れています。

    • 定期的な心電図と血液検査

    • 専門医による動脈硬化のリスク評価

    • 心臓リハビリテーションのご案内も可能

    • 手術後・カテーテル治療後の外来フォローも対応

    紹介状がなくてもご相談いただけます。


    参考文献

    1. Journal of the American College of Cardiology(JACC)

    • 記事タイトル: 「Evolving Management Paradigm for Stable Ischemic Heart Disease」

    • 概要: このレビューでは、安定型虚血性心疾患の管理における薬物療法と手技的アプローチの統合が、患者の転帰を最適化する可能性について論じられています。 


    2. Nature Reviews Cardiology

    • 記事タイトル: 「Clinical quantitative cardiac imaging for the assessment of myocardial ischaemia」

    • 概要: このレビューでは、心筋虚血の評価における心臓画像診断の役割について、SPECT、PET、MRI、心エコー、CTなどの各モダリティの利点と限界を概説しています。 


    3. International Journal of Molecular Sciences(MDPI)

    • 記事タイトル: 「Ischemic Heart Disease and Heart Failure: Role of Coronary Ion Channels」

    • 概要: このレビューでは、冠動脈のイオンチャネルが虚血性心疾患および心不全の病態生理において果たす役割について詳述されています。 


    日本循環器学会ガイドライン

    • タイトル: 「慢性冠動脈疾患診療ガイドライン(2023年改訂版)」

    • 概要: このガイドラインは、慢性冠動脈疾患(虚血性心疾患を含む)の診療に関する最新のエビデンスと推奨を提供しています。


    最後に

    胸の違和感や息切れを感じたら、それは心臓からのサインかもしれません。気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

    2025.03.29 , , , , , , , , , , , , , , , , ,

  • blog

    心臓弁膜症とは?診断・治療の最前線|早期発見と選べる治療法について解説

    心臓には、血液の流れを一方向に導くための「弁」が4つあります。この弁がうまく開閉しなくなる病気が「心臓弁膜症」です。代表的なものに「大動脈弁狭窄症」「僧帽弁閉鎖不全症」などがあります。

    💡どんな症状が出るの?

    • 息切れや動悸

    • むくみ

    • 胸の痛みや圧迫感

    • 疲れやすさ など

    年齢とともに進行することが多く、高齢者では特に注意が必要です。

    🔍 どうやって診断するの?

    • 聴診器による心雑音の確認

    • 心エコー(超音波)検査:弁の動きをリアルタイムで評価します

    • 必要に応じて心臓CT心臓カテーテル検査も行います

    Mayo Clinicのレビューでは、心エコーが診断の中心であるとされています。

    🩺 どんな治療があるの?

    1. 経過観察:軽症では定期的なフォローアップ

    2. 薬物治療:症状緩和や合併症予防

    3. 手術による弁置換・弁形成術

    4. カテーテル治療(TAVIなど):高齢者や開胸手術が難しい方に適応

    Circulation誌のガイドラインでも、症状と弁の重症度に応じて治療法を選ぶ重要性が強調されています。

    最近ではAIを用いた診断支援も始まり、より早期かつ的確な対応が期待されています(British Journal of Cardiologyより)。

    大腿動脈アプローチによるTAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)を行うカテーテル室の様子。患者は手術台に横たわり、2人の術者が操作。右下には人工弁のイラスト付き。

    TAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)を行うカテーテル室の全景。大腿動脈アプローチにより、人工弁(右下拡大図)が心臓まで導かれています。

    🏥 当院では

    • 心エコーやCTなど、非侵襲的検査に力を入れています

    • 心臓外科・循環器内科と連携し、適切な治療へつなぐ体制を整えています

    • 手術後のワーファリン管理や通院フォローも可能です

    「最近、息切れしやすい」「胸が苦しい気がする」など、気になる症状があればお気軽にご相談ください。

     

    🔍 参考文献

    1. Valvular Heart Disease: Diagnosis and Management

    • 雑誌名Mayo Clinic Proceedings

    • 発行年:2010年

    • 概要:この論文は、心臓弁膜症の診断と管理に関する包括的なレビューを提供しています。特に、心エコー図検査の役割や、重度の大動脈弁狭窄症(AS)の管理戦略について詳述しています。


    2. 2020 ACC/AHA Guideline for the Management of Patients With Valvular Heart Disease

    • 雑誌名Circulation

    • 発行年:2020年

    • 概要:このガイドラインは、成人の心臓弁膜症患者の診断と管理に関する最新の推奨事項を提供しています。特に、診断手法、治療のタイミング、外科的および経皮的介入の選択について詳述しています。


    3. Artificial Intelligence in Heart Valve Disease: Diagnosis, Innovation and Treatment – A State-of-the-Art Review

    • 雑誌名British Journal of Cardiology

    • 発行年:2024年

    • 概要:このレビュー論文は、人工知能(AI)が心臓弁膜症の診断と治療にどのように応用されているかを詳細に探求しています。AIの導入により、診断精度の向上や治療戦略の最適化が期待されています。


    2025.03.29 , , , , , , , , , , , , , , ,

  • blog

    💤ぐっすり眠れてますか? ― 睡眠時無呼吸症候群の原因とCPAP療法 ―

    ‎夜、しっかり寝ているはずなのに「昼間に眠くて仕方がない」「朝起きてもスッキリしない」…そんなことはありませんか?

    もしかすると、それは「睡眠時無呼吸症候群(OSA)」かもしれません。

     

    SAS昼間の眠気


    🧐 睡眠時無呼吸症候群ってなに?

    睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう病気です。多くは「いびき」とセットで起こります。自分では気づきにくいですが、ご家族から「息が止まってたよ」と言われることも。

    OSAでは、喉の奥(上気道)が睡眠中にふさがり、息ができなくなります。その結果、脳や体に十分な酸素が届かず、睡眠の質が悪くなってしまいます。


    🚨 どんな症状があるの?

    • 朝の頭痛やだるさ

    • 日中の眠気や集中力の低下

    • 大きないびき

    • 起床時の口の乾き

    • 夜間の頻尿

    放っておくと…

    高血圧、心不全、不整脈、脳卒中、糖尿病など、全身の病気を引き起こすことがわかっています。


    📚 科学が解き明かす、OSAのリスク

    肥満は最大のリスク因子。特に首周りの脂肪が気道を狭くします。

    加齢・男性・遺伝的体質も影響します。

    アルコールや睡眠薬は筋肉をゆるめて悪化させます。

    👉 2023年のNature系列論文では、上気道の筋肉のコントロール障害や、脳からの呼吸指令の乱れが関係していると報告されています。

    👉 心臓の専門誌JACC(2017年)では、OSAが心臓病(特に高血圧・心房細動)と密接に関係していると警鐘を鳴らしています。


    🔍 どうやって診断するの?

    「睡眠検査(簡易検査/ポリソムノグラフィー)」で調べます。

    当院でも、自宅でできる簡易検査を導入しています。

     

    PSG福本医院


    💡 どんな治療があるの?

    1. CPAP(シーパップ)療法

       鼻にマスクを装着し、気道に空気を送り込みます。最も効果的な治療法です。

    2. マウスピース(口腔内装置)

       軽症の場合に有効です。

    3. 生活習慣の改善

       体重管理、禁酒、寝る姿勢の工夫が効果的です。

    👉 NEJMのレビュー(2019年)によると、早期治療によって心血管リスクも軽減できるとされています。

     

    福本医院CPAP


    🏥 福本医院の取り組み

    当院では、以下のようなサポートを行っています。

    ✅ 自宅でできる睡眠検査の導入

    ✅ CPAP療法の導入と管理、マウスピース作成のための歯科紹介

    ✅ 生活習慣のアドバイス(栄養指導やダイエット相談)

    ✅ 心臓疾患との関係が疑われる場合の精密検査(心電図・心エコーなど)


    🌙 さいごに

    「眠っている間のことだから、よくわからない」と思いがちですが、質の悪い睡眠は、人生の質にも大きく影響します。眠りが浅い、昼間にぼーっとする、いびきが大きい…そんなときは、ぜひ一度ご相談くださいね。


    📌参考文献

    1. Wang Y et al.

    論文タイトル: Pathophysiological mechanisms and therapeutic approaches in obstructive sleep apnea syndrome

    掲載誌: Signal Transduction and Targeted Therapy, 2023年

    DOI: 10.1038/s41392-023-01496-3

    概要: この総説論文では、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の病態生理学的メカニズムと治療法について詳述されています。特に、間欠的低酸素(IH)が腸内細菌叢の変化や全身性炎症、交感神経系の活性化を引き起こすことが示されています。また、CPAP療法、減量、薬物療法、外科的治療などの最新の治療戦略も取り上げられています 。


    2. Javaheri S et al.

    論文タイトル: Sleep Apnea: Types, Mechanisms, and Clinical Cardiovascular Consequences

    掲載誌: Journal of the American College of Cardiology, 2017年

    DOI: 10.1016/j.jacc.2016.11.069

    概要: このレビュー論文では、睡眠時無呼吸の種類(閉塞性および中枢性)、その病態メカニズム、および心血管疾患との関連性について詳述されています。間欠的低酸素、酸化ストレス、交感神経系の活性化、内皮機能障害などが心血管疾患の主要な媒介因子として取り上げられています 。


    3. Malhotra A et al.

    論文タイトル: Obstructive Sleep Apnea in Adults

    掲載誌: New England Journal of Medicine, 2019年

    DOI: 10.1056/NEJMcp1816152

    概要: この論文は、成人の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の診断と管理に関する包括的なレビューです。症状、診断方法(ポリソムノグラフィーなど)、治療選択肢(CPAP、口腔内装置、外科的介入など)について詳述されています 。


    2025.03.29 , , , , , , , , , , , , , , , ,

CATEGORYカテゴリー

pagetop