健康診断結果票の見方|業務歴・既往歴・判定区分(A〜F)・医師の意見を解説
健康診断の結果票には様々な項目が記載されています。
- A〜F判定の意味が分からない
- 血液検査の数値が正常か知りたい
- 再検査や精密検査と言われたけれど、どうすればよいか分からない
そのような方のために、健康診断結果票の主な項目について分かりやすく解説します。
業務歴とは
現在または過去に従事した主な仕事をご記入ください。
例
- 事務職
- 営業職
- 接客業
- 飲食業
- 医療・介護職
- 教育職
- 運転業務
- 製造業
- 建設業
- 倉庫・物流業
- IT・デスクワーク
- 清掃業
- 警備業
- その他
特殊な作業に従事している場合はご記入ください。
- 粉じん作業
- 有機溶剤取扱い
- 化学物質取扱い
- 騒音作業
- 重量物取扱い
- 夜勤業務
既往歴とは
これまでにかかった病気や受けた治療について記載する項目です。
例
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 心臓病
- 脳卒中
- がん
- 手術歴
現在治療中の病気がある場合もご記入ください。
自覚症状とは
ご自身で感じている症状です。
例
- 動悸
- 息切れ
- 胸痛
- めまい
- 頭痛
- 咳
- 腹痛
症状がない場合は「特になし」とご記入ください。
他覚症状とは
医師が診察で確認した所見のことです。
受診者の方が記入する必要はありません。
例
- 心雑音
- 不整脈
- 下腿浮腫
- 血圧高値
- 咽頭発赤
医師の診断(判定区分)とは
健康診断結果を総合的に評価したものです。
A:異常なし
明らかな異常を認めません。
B:軽度異常
軽微な異常がありますが、日常生活に大きな支障はありません。
C1:経過観察
軽度の異常を認めます。生活習慣の改善や定期的な健診をおすすめします。
C2:要再検査・要経過観察
再検査や一定期間後の再評価をおすすめします。
D:要精密検査
詳しい検査が必要です。
E:要治療
治療が必要と考えられる状態です。
F:治療継続
現在治療中の病気について、引き続き治療継続が必要です。
C1〜F判定となった場合
福本医院では
- 再検査
- 血液検査
- 心電図検査
- 胸部レントゲン検査
- 心エコー検査
- ホルター心電図検査(最長7日間)
などに対応しております。
健康診断結果について気になる点がありましたら、お気軽にご相談ください。
医師の診断と医師の意見の違い
医師の診断
健康状態を医学的に評価したものです。
医師の意見
労働安全衛生法で定められている
「就業上の措置に関する意見」
です。
病気の有無だけではなく、
- 現在の仕事を継続できるか
- 勤務内容の配慮が必要か
- 労働時間の調整が必要か
などを総合的に判断します。
多くの場合は「就業上問題なし」となりますが、健康状態によっては勤務内容の調整が必要となることがあります。
主な検査項目の見方
|
項目 |
基準値・目安 |
内容 |
|---|---|---|
|
BMI |
18.5~24.9 |
肥満度の指標です。25以上は肥満、18.5未満はやせと判定されます。 |
|
血圧 |
120/80 mmHg未満が目安 |
高血圧の有無を確認します。 |
|
視力 |
– |
視力低下の有無を確認します。 |
|
聴力 |
– |
聴力低下の有無を確認します。 |
|
胸部レントゲン |
所見なし |
肺や心臓の状態を確認します。 |
|
心電図 |
所見なし |
不整脈や心疾患の手がかりになります。 |
血液検査の見方
※基準値は日本人間ドック・予防医療学会の基準範囲を参考にしています。
※基準値とは健康な方の多くが含まれる範囲です。基準値を少し外れただけで病気とは限りません。年齢、性別、症状、過去の検査結果なども含めて総合的に判断します。
|
項目 |
基準値 |
内容 |
|---|---|---|
|
赤血球数(RBC)男性 |
438~577万/μL |
全身へ酸素を運ぶ赤血球の数です。 |
|
赤血球数(RBC)女性 |
376~516万/μL |
全身へ酸素を運ぶ赤血球の数です。 |
|
ヘモグロビン(Hb)男性 |
13.7~16.8 g/dL |
貧血の有無を確認します。 |
|
ヘモグロビン(Hb)女性 |
11.6~14.8 g/dL |
貧血の有無を確認します。 |
|
GOT(AST) |
10~40 U/L |
肝臓や筋肉の状態を反映します。 |
|
GPT(ALT) |
5~45 U/L |
肝臓の障害で上昇します。 |
|
γ-GTP(男性) |
80 U/L以下 |
飲酒や脂肪肝の影響で上昇することがあります。 |
|
γ-GTP(女性) |
30 U/L以下 |
飲酒や脂肪肝の影響で上昇することがあります。 |
|
LDLコレステロール |
60~119 mg/dL |
高値では動脈硬化のリスクが高まります。 |
|
HDLコレステロール |
40 mg/dL以上 |
低値では動脈硬化のリスクが高まります。 |
|
トリグリセライド(中性脂肪) |
30~149 mg/dL |
高値では脂肪肝や動脈硬化の原因となります。 |
|
HbA1c |
4.6~5.5 % |
過去1~2か月の平均的な血糖状態を反映します。 |
尿検査の見方
|
項目 |
基準値 |
内容 |
|---|---|---|
|
尿蛋白 |
(-) |
腎臓の状態を確認する検査です。陽性の場合は高血圧、糖尿病、慢性腎臓病(CKD)などが隠れていることがあります。 |
|
尿糖 |
(-) |
尿中に糖が漏れ出ていないかを確認する検査です。陽性の場合は糖尿病の可能性があります。 |
※尿蛋白や尿糖が陽性の場合でも、直ちに病気とは限りません。必要に応じて再検査や精密検査を行います。
健康診断で異常を指摘されたら
健康診断は病気を早期に発見するための大切な機会です。
結果について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
福本医院では
- 高血圧
- 脂質異常症
- 糖尿病
- 不整脈
- 心電図異常
- 胸部レントゲン異常
などの診療に対応しております。






















