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    お腹が空いていない時に食べると太る理由 ― 人類は“飢餓”に備えて、食べ過ぎた分を蓄えるから ―

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    この記事のポイント

    • 「食べ過ぎ=意志が弱い」だけではなく、ストレスや不安、疲労など“感情”が食欲に大きく影響することがあります。
    • エモーショナル・イーティング(情緒的摂食)は、脳やホルモン、自律神経とも関係する医学的な現象です。
    • 我慢だけのダイエットは続きにくく、リバウンドにつながることがあります。
    • 「睡眠」「ストレス管理」「食習慣の見直し」を整えることが、無理の少ない体重管理につながります。
    • GLP-1受容体作動薬などの医学的サポートが有効な場合もあります。
    • 福本医院では、生活習慣・ストレス・睡眠・体重変化を総合的に確認し、一人ひとりに合った方法を一緒に考えています。

    ホテルの朝食ビュッフェで、高カロリーな料理やクロワッサンを楽しそうに食べている、黄緑のワンピース姿のちょいぽちゃのいのねえのイラスト。朝日が差し込む明るいホテルレストランで、胸には福本医院のロゴマークが入っている。

    「朝だから食べる」
    「残したらもったいない」
    「せっかくのホテルだから全部食べる」
    「ストレスが溜まったから甘いもの」

    こうした“空腹ではない食事”が、現代の肥満の大きな原因になっています。

    実は人間の脳や体は、本来「いつでも食べ物がある環境」を想定して進化していません。

    しかし現代は、

    • コンビニ
    • ファストフード
    • フードデリバリー
    • 甘い飲料
    • 超加工食品
    • 24時間営業

    によって、「お腹が空いていなくても食べてしまう環境」に囲まれています。

    肥満は単なる“意志の弱さ”ではなく、
    “太りやすい環境”そのものが原因と考えられています。

     
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    「本当の空腹」と「脳の空腹」は違う

    本来の空腹は、

    • 胃が空になる
    • 血糖が低下する
    • エネルギーが必要になる

    という“体のサイン”です。

    一方、現代人が感じている食欲の多くは、

    • ストレス
    • 習慣
    • 匂い
    • CM
    • SNSの食べ物画像
    • 「ご褒美」

    などによって脳が作り出している“偽の空腹”です。

    専門的には、

    • 情緒的摂食(Emotional Eating)
    • 外的摂食(External Eating)

    と呼ばれます。

     

    なぜ空腹でないのに食べたくなるのか?

    1.脳の「報酬系」が刺激される

    甘いものや脂っこいものを食べると、脳内でドーパミンという快楽物質が分泌されます。

    すると脳は、

    「またあの快感を得たい」

    と学習します。

    その結果、

    • 食べ物の写真
    • コンビニの商品棚
    • 甘い匂い

    を見るだけで、“空腹ではないのに食べたくなる”状態になります。

     

    2.ストレスで食欲が増える

    ストレスを感じると、コルチゾールというホルモンが増加します。

    このホルモンは、

    • 甘いもの
    • 炭水化物
    • 高脂肪食

    を欲しやすくすることが知られています。

    「疲れると甘いものが欲しくなる」のは、気合いの問題ではなく、脳とホルモンの反応です。

     

    3.「別腹」は本当に存在する

    コース料理で満腹だったのに、デザートだけ食べられる。

    これは気のせいではありません。

    人間は同じ味には飽きますが、新しい味や刺激が加わると再び食欲が出ます。

    これを

    感覚特異的満腹(sensory-specific satiety)

    と呼びます。

    つまり、

    • デザート
    • 甘い飲料
    • 締めのラーメン

    は、“空腹”ではなく、“脳の刺激”で食べていることが多いのです。

     

    「朝だから食べる」は本当に必要?

    昔は、

    • 栄養不足
    • 肉体労働
    • 飢餓

    が大きな問題でした。

    そのため、

    「しっかり食べること」

    には大きな意味がありました。

    しかし現代は、

    • 過食
    • 運動不足
    • 超加工食品
    • 肥満

    の時代です。

    もちろん、朝食を食べた方が調子の良い人もいます。

    ただ、

    「お腹が空いていないのに習慣で食べる」

    場合、摂取カロリーが増えてしまうことがあります。

    大切なのは、

    「朝食を食べるか」ではなく

    「空腹で食べているか」

    です。

     

    人類は「飢餓」に適応して進化してきた

    人類の長い歴史では、

    • 食べ物が安定して手に入る
    • いつでも食べられる

    という環境の方が、むしろ珍しかったと考えられています。

    獲物が取れない日や、十分な食料がない時期もありました。

    そのため人間の体は、

    「食べられる時にエネルギーを蓄える」

    ように進化してきました。

    つまり、

    • 甘いものを欲する
    • 高カロリーを好む
    • 脂肪を蓄える

    のは、もともと“生き残るため”の仕組みだったのです。

    しかし現代は、

    • コンビニ
    • ファストフード
    • 甘い飲料
    • 24時間営業
    • 超加工食品

    によって、常に食べ物がある時代です。

    その結果、

    「飢餓に強い体」

    が、逆に肥満や糖尿病につながりやすくなっています。

     

    現代は「食べ過ぎる環境」

    実際、

    • 入院
    • 合宿生活
    • 実家での規則的な生活

    では、自然に体重が減る人が少なくありません。

    これは、

    • 間食減少
    • 甘い飲料減少
    • 食事時間固定
    • 夜食減少

    など、“食環境”が変化するためです。

    つまり肥満は、

    「意志の弱さ」

    だけではなく、

    「現代社会の環境」

    が大きく関係しています。

     

    ☕ コーヒーブレイク

    「高級クラブのママさんは、なぜ太りにくいのでしょう?」

    いのれえが高級フレンチレストランで、いのぱぱに「私の分も食べて」と料理を取り分けている温かいディナーシーンのイラスト。シルバーのドレス姿のいのれえとスーツ姿のいのぱぱがフルコース料理を楽しんでいる。

    いのれえが、いのぱぱに「私の分も食べて」と優しく料理を取り分ける、心温まるフレンチディナーのワンシーンです。

     

    夜の会食やアフターが多いのに、スタイルを維持している方は少なくありません。

    もちろん個人差はありますが、実はそこには“現代人が見落としがちな習慣”が隠れていることがあります。

    例えば、

    • 本当に空腹の時だけ食べる
    • 満腹なら残す
    • 少量をゆっくり食べる
    • 間食が少ない

    そしてもう一つ大きいのが、

    「毎日体重を測る習慣」

    です。

    体重を“お金”のように毎日細かく管理しているのです。

    体重は、2〜3kg増えてから気づくより、

    • 「昨日より少し増えた」
    • 「最近増加傾向」

    を早く把握することが重要です。

    毎日測ることで、

    • 食べ過ぎ
    • 飲み過ぎ
    • 夜食
    • 運動不足

    に自然と気づきやすくなります。

    実際、減量成功者では、

    “毎日の体重測定”

    が共通習慣として知られています。

     

     

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    ダイエットで大切なのは「我慢」より「環境」

    現代のダイエットで重要なのは、

    • 空腹でない時は食べない
    • 満腹なら残す
    • 甘い飲料を減らす
    • コンビニ習慣を見直す
    • 睡眠を確保する
    • タンパク質を意識する
    • 毎日体重を測る

    といった、“食欲を暴走させる環境”を整えることです。

    「食べないように頑張る」より、

    「食べ過ぎない環境を作る」

    ことの方が、実は重要なのかもしれません。

     

    こんな症状がある方は要注意

    • 健康診断で体重増加を指摘された
    • 血糖値が高い
    • 脂肪肝
    • 高血圧
    • 睡眠時無呼吸症候群
    • 食後すぐ眠くなる
    • 夜に甘いものがやめられない

    こうした症状の背景に、“空腹ではない摂食”が隠れていることがあります。

     

    FAQ|「お腹が空いていないのに食べる」と太る理由

    Q. お腹が空いていないのに食べると太りますか?

    A. 必要なエネルギー以上にカロリーを摂取すると、余ったエネルギーは脂肪として蓄積されやすくなります。特に「習慣」「ストレス」「暇つぶし」での摂食は、体が必要としている食事ではないことがあります。

     

    Q. 「別腹」は本当にありますか?

    A. あります。人間は同じ味には飽きますが、甘いものや新しい味が出ると脳の報酬系が刺激され、満腹でも食欲が出ることがあります。これを「感覚特異的満腹」と呼びます。

     

    Q. ストレスで甘いものが欲しくなるのはなぜですか?

    A. ストレス時にはコルチゾールというホルモンが増加し、高糖質・高脂肪の食べ物を欲しやすくなります。

     

    Q. 朝食は必ず食べた方がいいですか?

    A. 人によります。重要なのは「朝だから食べる」ではなく、「空腹で食べているか」です。

     

    Q. 毎日体重を測るとダイエットに効果がありますか?

    A. はい。毎日の体重測定は「セルフモニタリング」と呼ばれ、減量成功者に多い習慣です。

     

    Q. 肥満は「意志の弱さ」が原因ですか?

    A. 肥満は単純に意志だけで説明できません。現代は、「食べ過ぎやすい環境」が存在しているためです。

     

    大阪・心斎橋で肥満や生活習慣病のご相談なら

    福本医院では、

    • 肥満
    • 高血圧
    • 糖尿病
    • 脂肪肝
    • 睡眠時無呼吸症候群
    • 医学的ダイエット

    についてご相談いただけます。

    気になる症状がある方は、
    福本医院公式サイト
    よりお気軽にご相談ください。

     

    参考文献

    1. エモーショナル・イーティングの原因と治療

    van Strien T. (2018). Causes of Emotional Eating and Matched Treatment of Obesity.
    Current Diabetes Reports, 18(6), 35.
    DOI: 10.1007/s11892-018-1000-x
    論文リンク

    解説:
    感情的摂食が起こる心理学的・生物学的背景を整理。単なるカロリー制限ではなく、ストレス管理や心理的特性に合わせた個別化治療の重要性を提唱しています。

     

    2. 脳内ドパミン受容体と食行動の関係

    Eisenstein SA, et al. (2015). Emotional Eating Phenotype is Associated with Central Dopamine D2 Receptor Binding Independent of Body Mass Index.
    Scientific Reports, 5, 11283.
    DOI: 10.1038/srep11283
    論文リンク

    解説:
    感情で食べてしまう傾向は、BMI値とは無関係に脳の報酬系(ドパミンD2受容体)の働きと関連していることを示し、食欲の生物学的基盤を明らかにしました。

     

    3. ストレスによる食欲増進メカニズム

    Epel E, et al. (2001). Stress may add bite to appetite in women.
    Psychoneuroendocrinology, 26(1), 37-49.
    DOI: 10.1016/S0306-4530(00)00035-4
    論文リンク

    解説:
    ストレスにより分泌されるコルチゾールが、高脂質・高糖質な「報酬系を刺激する食品」の摂取量を増やすことを示した代表的研究です。

     

    4. 睡眠不足と食欲調節ホルモンの乱れ

    Taheri S, et al. (2004). Short Sleep Duration Is Associated with Reduced Leptin, Elevated Ghrelin, and Increased Body Mass Index.
    PLoS Medicine, 1(3), e62.
    DOI: 10.1371/journal.pmed.0010062
    論文リンク

    解説:
    短時間睡眠が「満腹ホルモン(レプチン)」を減少させ、「空腹ホルモン(グレリン)」を増加させることを示し、睡眠不足が肥満の独立したリスク因子であることを立証しました。

     

    5. 食事のバリエーションと過食

    Brondel L, et al. (2009). Variety enhances food intake in humans: role of sensory-specific satiety.
    Physiology & Behavior, 97(1), 44-51.
    DOI: 10.1016/j.physbeh.2009.01.019
    論文リンク

    解説:
    味や見た目のバリエーションが多いと、「感覚特異的満腹感」がリセットされ、結果として総摂取量が増えてしまうメカニズムを解説しています。

     

    ダイエットのご相談は当院へ

    心斎橋駅近くで受診可能

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    福本医院は大阪市中央区南船場にある内科・循環器内科です。
    大阪メトロ御堂筋線・心斎橋駅から徒歩2分、なんば(難波)からは1駅です。長堀橋・本町・四ツ橋からも徒歩圏内で、新町・堀江・立売堀をはじめ大阪市西区からも多くの患者様にご来院いただいております。

    この記事の監修

    福本医院

    院長 福本 淳

    内科・循環器内科

    平成9年 神戸大学医学部医学科卒

    医学博士

    循環器専門医(登録番号15490)

    経歴について、詳しくはこちら

    当院について

     

     

    院長の著書

    『ダイエット論——体重の行き先は、一つの式でわかる』(福本医院ライブラリー 第2巻)の表紙

    ダイエット論 ── 体重の行き先は、一つの式でわかる
    福本医院ライブラリー 第2巻

    食べ過ぎの仕組みが分かっても、では体重がこの先どこへ向かうのかは別の問いです。その答えを一つの式で示した本です。

    本の内容と体重予測計算表を見る

    2026.05.11 , , , ,

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    めまい・頭痛の原因と受診の目安|不整脈との関係も医師が解説【大阪・心斎橋の内科】

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    この記事のポイント

    ・めまい・頭痛は「よくある症状」ですが、原因は大きく異なります
    ・片頭痛は治療でコントロールできる時代になっています
    ・めまいは「耳」と「脳」の見極めが重要です
    ・頭痛+めまいは前庭性片頭痛などの可能性もあります
    ・強い頭痛や神経症状を伴う場合は早めの受診が必要です

    ・めまいの原因は耳・脳だけでなく「不整脈」など心臓の病気も含まれます

     

    大阪・心斎橋で、めまい・頭痛にお悩みの方は
    福本医院(内科・循環器内科)までご相談ください。

    いのっちが片頭痛でこめかみを押さえ、ズキズキする頭痛に苦しんでいる様子のイラスト

    ズキズキとした痛みが特徴の片頭痛に苦しむいのっちのイメージ図

     
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    めまい・頭痛でお悩みの方へ

    原因と受診の目安を医師がわかりやすく解説

    大阪・心斎橋の内科・循環器内科、福本医院です。

    「めまいがする」「頭痛が続く」
    こうした症状は日常的によく見られる一方で、原因は幅広く、放置してよいものと見逃してはいけないものが混在しています。

    本記事では、最新の国際論文や診療ガイドラインに基づき、めまい・頭痛の考え方を整理します。

     

    頭痛は非常に多い病気です

    世界的な疫学研究(GBD 2023)では、頭痛は最も身近な神経疾患の一つであり、特に片頭痛は若年〜中年層の生活の質を大きく低下させることが示されています。

    代表的な頭痛には以下があります。

    ・片頭痛
    ・緊張型頭痛
    ・薬物乱用頭痛(痛み止めの使いすぎによる頭痛)

    特に片頭痛は、単なる「強い頭痛」ではなく、脳内の神経・血管系の異常(CGRPなど)によって起こる疾患であり、適切な治療でコントロール可能です。

     

    緊張型頭痛とは|スマホ首・肩こりとの関係

    緊張型頭痛は、現代でもっとも多いタイプの頭痛です。後頭部から首すじにかけて締めつけられるような痛みが続くのが特徴で、片頭痛のような拍動する痛みや強い吐き気をともなうことは多くありません。「軽い頭痛だから」と我慢されがちですが、慢性化すると日常生活に支障が出ることもあります。

    スマートフォンやパソコンが頭痛を引き起こす仕組み

    長時間の画面作業では、首が前に出た姿勢(ストレートネック・スマホ首)になりやすく、首や肩の筋肉が緊張し続けます。

    • 首や肩の筋肉が硬くなり、血流が悪くなる
    • 筋肉や筋膜に痛みを起こす物質がたまる
    • 神経が刺激され、頭痛として感じられる

    首こり・肩こりが胸の症状や自律神経の不調につながる仕組みについては、首こり・肩こりが胸痛や自律神経の不調を引き起こす?原因と受診の目安で詳しく解説しています。

    緊張型頭痛の予防と対策

    • 姿勢を見直す:モニターの高さを目線に合わせ、猫背を避けます
    • 1時間に1回、軽いストレッチ:首をゆっくり回す、肩を上げ下げするだけでも効果があります
    • 湯船で温める:首や肩の筋肉をほぐし、緊張をやわらげます
    • マッサージ・理学療法:慢性的な肩こりには専門的な施術も選択肢になります

    片頭痛との違いに注意

    片頭痛はズキズキと拍動する痛みで、光や音に敏感になるのが特徴です。血管や神経の働きが関係しており、緊張型頭痛とは治療法が異なります。自己判断はせず、痛み方や随伴症状を医師にお伝えください。

    頭痛の治療はここまで進んでいます

    近年、頭痛治療は大きく進歩しています。

    急性期治療では
    ・トリプタン
    ・NSAIDs
    ・ゲパント
    ・ジタン

    など複数の選択肢があり、それぞれ効果や副作用のバランスが異なります。

    また、頻回に起こる場合は予防治療を併用することで、発作の回数を減らすことが可能です。

    重要なのは、「我慢する」ではなく、「適切に診断して治療を選ぶ」ことです。

     

    めまいは原因の見極めが重要です

    めまいは大きく分けて

    ・耳(内耳)に原因があるタイプ
    ・脳に原因があるタイプ

    に分類されます。

    多くは内耳の病気で、代表的なものとして
    ・良性発作性頭位めまい症(BPPV)
    ・前庭神経炎
    ・メニエール病

    などがあります。

    一方で、脳梗塞など中枢性のめまいは見逃してはいけません。

     

    BPPVのイメージ図

    いのばあが良性発作性頭位めまい症(BPPV)による回転性めまいでぐるぐるしている様子のイラスト

    いのばあが体験する、頭の位置で起こるめまい(BPPV)のイメージ

     

    めまいの原因として「不整脈」もあります

    めまいは耳や脳の病気だけでなく、心臓のリズム異常(不整脈)によって起こることがあります。

    不整脈により一時的に脳への血流が低下すると、
    ・ふらつき
    ・立ちくらみ
    ・意識が遠のく感じ

    といった症状が出ることがあります。

    特に注意が必要なのは

    ・急にクラっとする
    ・動悸を伴う
    ・失神したことがある

    といったケースです。

    このような場合は、耳の検査だけでなく、心電図など循環器的な評価が重要になります。

     

    医療現場でのめまいの評価方法

    近年は、単に「ふらつく」という表現だけでなく、

    ・いつから
    ・どのくらい続くか
    ・どういうきっかけで起こるか

    を組み合わせて評価する方法(TiTrATEアプローチ)が重要とされています。

    さらに、急性の強いめまいでは
    眼の動きを見る検査(HINTS)が診断の精度を高めることが知られています。

     

    「めまい+頭痛」は注意が必要です

    めまいと頭痛が同時にある場合、以下の可能性があります。

    ・前庭性片頭痛
    ・自律神経の不調
    ・不安やストレスに関連するめまい
    ・持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)

    特に前庭性片頭痛は見逃されやすく、「耳の病気と思っていたら実は片頭痛だった」というケースも少なくありません。

     

    すぐに受診が必要な症状

    以下の場合は、早めの受診をおすすめします。

    ・突然の激しい頭痛(これまでで最悪)
    ・手足のしびれ、ろれつが回らない
    ・強いふらつきで歩けない
    ・意識がぼんやりする
    ・頭痛と発熱、首の硬さを伴う

    これらは脳や全身の病気が隠れている可能性があります。

     

    よくある誤解

    頭痛やめまいは「疲れ」や「年齢」のせいにされがちですが、実際には診断がついていないだけのことも多いです。

    特に

    ・市販薬が効かない
    ・頻繁に繰り返す
    ・生活に支障が出ている

    場合は、一度きちんと評価することが大切です。

     

    当院での対応

    福本医院では

    ・頭痛のタイプ分類
    ・必要に応じた検査の判断
    ・薬物療法の最適化
    ・生活習慣のアドバイス

    を組み合わせて診療を行っています。

    「様子を見るべきか」「受診すべきか」迷われている段階でも構いません。

     

    まとめ

    めまい・頭痛はありふれた症状ですが、原因は一つではありません。

    適切に診断し、必要な治療を選ぶことで、日常生活は大きく改善します。

    気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

     

    心斎橋でめまい・頭痛にお悩みの方へ

    めまい・頭痛・動悸などの症状がある方は
    自己判断せず、早めの受診をおすすめします。
    WEB予約は下記より可能です。

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    よくあるご質問

    Q1. めまいと頭痛が同時に起こるのはなぜですか?

    A. 前庭性片頭痛や自律神経の乱れが関与していることがあります。

     

    Q2. めまいだけでも受診した方がいいですか?

    A. 繰り返す場合や日常生活に支障がある場合は受診をおすすめします。

     

    Q3. 頭痛が頻繁に起こるのは異常ですか?

    A. 月に数回以上ある場合は治療対象になることがあります。

     

    Q4. 片頭痛は治りますか?

    A. 完全に消失しない場合もありますが、治療で大きく軽減できます。

     

    Q5. 市販薬が効かない頭痛は危険ですか?

    A. 二次性頭痛の可能性もあるため、一度評価が必要です。

     

    Q6. めまいは耳の病気ですか?

    A. 多くは耳ですが、脳の病気の可能性もあります。

     

    Q7. 良性発作性頭位めまい症とは何ですか?

    A. 頭の位置を変えたときに起こる、最も多いめまいです。

     

    Q8. 前庭性片頭痛とは何ですか?

    A. 頭痛とめまいが関連して起こる病気です。

     

    Q9. めまいで脳梗塞の可能性はありますか?

    A. 強いふらつきや神経症状があれば注意が必要です。

     

    Q10. 頭痛で救急受診が必要なサインは?

    A. 突然の激しい頭痛や神経症状を伴う場合です。

     

    Q11. ストレスでめまいは起こりますか?

    A. 自律神経の乱れにより起こることがあります。

     

    Q12. めまいはどのくらい続くと危険ですか?

    A. 数日以上続く場合や悪化する場合は受診をおすすめします。

     

    Q13. 片頭痛の予防はできますか?

    A. 生活習慣改善と薬物療法で予防可能です。

     

    Q14. 雨の日に頭痛が出るのはなぜですか?

    A. 気圧変化が関与していると考えられています。

     

    Q15. めまいと吐き気は関係ありますか?

    A. 内耳や自律神経の影響で同時に起こることがあります。

     

    Q16. 頭痛で仕事に支障が出ています。受診すべきですか?

    A. 日常生活に影響がある場合は治療対象です。

     

    Q17. MRIは必要ですか?

    A. 症状により必要な場合のみ行います。

     

    Q18. めまいは自然に治りますか?

    A. 軽症は改善しますが、繰り返す場合は治療が必要です。

     

    Q19. 痛み止めの飲みすぎは問題ですか?

    A. 薬物乱用頭痛の原因になることがあります。

     

    Q20. どの診療科を受診すればいいですか?

    A. 内科または神経系を扱う医療機関で相談可能です。

     

    Q21. めまいは心臓が原因のこともありますか?

    A. はい。不整脈などにより脳への血流が一時的に低下すると、めまいが起こることがあります。

     

    Q22. 動悸とめまいが同時にあります。大丈夫ですか?

    A. 不整脈の可能性があるため、一度心電図などの検査をおすすめします。

     

    Q23. 失神しそうになるめまいは危険ですか?

    A. 血圧低下や不整脈が関与している場合があり、早めの受診が必要です。

     

    Q24. 肩こりや首こりから頭痛が起こることはありますか?

    あります。首や肩の筋肉が緊張すると血流が悪くなり、緊張型頭痛の原因になります。デスクワークやスマートフォンの使用時間が長い方に多くみられます。姿勢の見直しと、こまめなストレッチが予防になります。

    参考文献

     

    1. Global, regional, and national burden of headache disorders, 1990–2023

    • 誌名: The Lancet Neurology 2025;24(12):1005–1015
    • 著者: Husøy AK, Xu YY, Steinmetz JD, et al.(GBD 2023 Headache Collaborators)
    • 内容: 片頭痛・緊張型頭痛・薬物乱用頭痛(MOH)の世界負担を解析した最新GBD研究
    •  https://doi.org/10.1016/S1474-4422(25)00402-8

    2. Migraine

    • 誌名: The New England Journal of Medicine 2020;383(19):1866–1876
    • 著者: Messoud Ashina
    • 内容: CGRPを中心とした病態、急性期・予防治療を網羅した代表的総説
    • https://doi.org/10.1056/NEJMra1915327

    3. Pharmacologic Treatment of Acute Attacks of Episodic Migraine:A Systematic Review and Network Meta-analysis for the American College of Physicians

    • 誌名: Annals of Internal Medicine 2025;178(4):507–524
    • 著者: Gartlehner G, Dobrescu A, Wagner G, et al.
    • 内容: トリプタン・NSAIDs・ゲパント・ジタンの比較を行ったネットワークメタ解析
    • https://doi.org/10.7326/ANNALS-24-02034

    4. Vertigo

    5. Dizziness: Approach to Evaluation and Management

    6. The International Classification of Headache Disorders, 3rd edition (ICHD-3)

    7. 頭痛の診療ガイドライン2021(日本)

    • 学会: 日本頭痛学会・日本神経学会・日本神経治療学会
    • 和文: 医学書院
    • 英文: Neurology and Clinical Neuroscience 2025
    • 内容: 日本の標準的頭痛診療ガイドライン
    • https://doi.org/10.1111/ncn3.70042

    8. Vestibular migraine: Diagnostic criteria (Update)

    • 学会: Bárány Society + International Headache Society
    • 誌名: Journal of Vestibular Research 2022
    • 内容: 前庭性片頭痛の国際診断基準(最新版)
    • https://doi.org/10.3233/VES-201644

    9. GRACE-3: Acute Dizziness and Vertigo in the Emergency Department

    • 学会: Society for Academic Emergency Medicine
    • 誌名: Academic Emergency Medicine 2023;30(5):442–486
    • 内容: 急性めまいの救急診療(HINTS、画像適正化、BPPV治療)
    • https://doi.org/10.1111/acem.14728

    10. Diagnostic criteria for Persistent Postural-Perceptual Dizziness (PPPD)

     

    めまい・頭痛は原因によって治療が異なり、不整脈など心臓が関係する場合もあります。

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    この記事の監修

    福本医院

    院長 福本 淳

    内科・循環器内科

    平成9年 神戸大学医学部医学科卒

    医学博士

    循環器専門医(登録番号15490)

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    当院について

     

    2026.04.30 , , , ,

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    肺炎球菌ワクチンはどれを打つ?プレベナー20・キャップバックス・ニューモバックスの違いを医師が解説【2026年版】

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    この記事のポイント

    • 2026年から高齢者の定期接種はプレベナー20(PCV20)へ変更されました
    • 成人用肺炎球菌ワクチンにはプレベナー20、キャップバックス、ニューモバックスがあります
    • 原則として1回接種で予防効果が期待できます
    • 高齢者や糖尿病・心臓病・慢性腎臓病の方では特に重要なワクチンです
    • 年齢や基礎疾患、接種歴によって最適なワクチンは異なります

    肺炎は高齢者で重症化しやすい感染症です。

    特に65歳以上の方や、糖尿病・心不全・慢性腎臓病(CKD)などの持病がある方では、入院や死亡につながることもあります。

    2026年4月から、高齢者の定期接種に使用される肺炎球菌ワクチンはプレベナー20(PCV20)へ変更されました。

    この記事では、

    • 肺炎球菌ワクチンの必要性
    • プレベナー20(PCV20)とは何か
    • キャップバックスやニューモバックスとの違い
    • どのワクチンを選べばよいのか

    について循環器専門医が分かりやすく解説します。

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    肺炎球菌とは?

    肺炎球菌は、肺炎だけでなく、

    • 敗血症
    • 髄膜炎
    • 菌血症

    などの重篤な感染症を引き起こす細菌です。

    特に次のような方では重症化リスクが高くなります。

    • 65歳以上
    • 糖尿病
    • 慢性腎臓病(CKD)
    • 心不全
    • COPD
    • 喫煙者
    • 免疫機能が低下している方

    肺炎球菌は高齢者肺炎の重要な原因菌のひとつとして知られています。

     

    2026年から肺炎球菌ワクチンが変更されました

    これまで高齢者の定期接種では、ニューモバックス(PPSV23)が使用されていました。

    しかし2026年4月からは、

    プレベナー20(PCV20)

    が定期接種に採用されています。

    この変更は厚生労働省の方針によるもので、より質の高い免疫応答が期待されています。

     

    プレベナー20(PCV20)の特徴

    プレベナー20は20種類の肺炎球菌に対応した結合型ワクチンです。

    主な特徴は、

    • 原則1回接種
    • 20種類の肺炎球菌に対応
    • 免疫記憶を作りやすい
    • 長期的な予防効果が期待できる

    ことです。

    現在の高齢者定期接種の標準的なワクチンとなっています。

     

    有効性に関する科学的根拠

    肺炎球菌ワクチンの有効性については、多くの研究が行われています。

    代表的な研究であるCAPiTA試験(New England Journal of Medicine)では、65歳以上の成人において、

    • ワクチン血清型による肺炎を約46%減少
    • 侵襲性肺炎球菌感染症を約76%減少

    させることが示されました。

    一方で、肺炎の原因は細菌やウイルスなど多岐にわたるため、すべての肺炎を予防できるわけではありません。

    肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による重症感染症の予防を目的としたワクチンです。

     

    集団免疫と血清型置換

    小児への肺炎球菌ワクチン接種が普及したことで、成人における肺炎球菌感染症も減少する「集団免疫」の効果が確認されています。

    一方で、ワクチンに含まれない血清型が増加する「血清型置換」という現象も報告されています。

    プレベナー20やキャップバックスは、この課題に対応するため開発された新しい世代のワクチンです。

     

    肺炎球菌ワクチンはどれを打てばよい?

    現在、日本で使用されている主な成人用肺炎球菌ワクチンは次の3種類です。

    ワクチン

    種類

    血清型

    接種回数

    特徴

    プレベナー20(PCV20)

    結合型

    20種類

    原則1回

    2026年から定期接種

    キャップバックス(PCV21)

    結合型

    21種類

    原則1回

    成人向け最新ワクチン

    ニューモバックス(PPSV23)

    多糖体

    23種類

    原則1回

    長年の実績がある

    数字だけを見ると23価のニューモバックスが最も広く見えますが、現在は免疫記憶を作りやすい結合型ワクチン(PCV20・PCV21)が主流になりつつあります。

     

    福本医院ではどのワクチンがおすすめ?

    65歳で初めて接種する方

    2026年度からの定期接種であるプレベナー20(PCV20)をおすすめします。

    原則1回接種で完了し、大阪市の定期接種制度を利用することができます。

    65歳未満で自費接種を希望する方

    以下のような方は肺炎球菌感染症が重症化しやすいため、自費接種を検討する価値があります。

    • 糖尿病
    • 高血圧
    • 慢性腎臓病(CKD)
    • 心不全
    • COPD
    • 気管支喘息
    • 免疫機能が低下している方

    この場合はプレベナー20(PCV20)またはキャップバックス(PCV21)が選択肢となります。

    過去にニューモバックスを接種した方

    以前にニューモバックス(PPSV23)を接種している場合でも、年齢や接種時期によってはプレベナー20やキャップバックスの追加接種を検討することがあります。

    接種歴が分かる方は診察時にお知らせください。

     

    心臓病や慢性腎臓病の方こそ肺炎予防が重要です

    肺炎は単なる感染症ではありません。

    高齢者では肺炎をきっかけに、

    • 心不全の悪化
    • 心筋梗塞
    • 脳卒中
    • 慢性腎臓病(CKD)の悪化

    を引き起こすことがあります。

    特に、

    • 高血圧
    • 糖尿病
    • 心房細動
    • 心不全
    • 慢性腎臓病(CKD)

    で通院中の方は、肺炎球菌ワクチンによる予防が重要です。

    循環器内科に通院中の方も、一度接種歴を確認してみましょう。

     

    大阪市における対象者と費用

    大阪市では、高齢者肺炎球菌ワクチンの定期接種を実施しています。

    対象者は、

    • 65歳の方
    • 60〜64歳で一定の基礎疾患を有する方

    です。

    自己負担額は6,000円です。

    生活保護受給者や市民税非課税世帯の方は、自己負担が免除される場合があります。

    詳細は大阪市ホームページをご確認ください。

     

    福本医院での肺炎球菌ワクチン料金

    ワクチン

    種類

    公費接種

    自費接種(税込)

    プレベナー20(PCV20)

    結合型ワクチン

    6,000円

    7,700円

    キャップバックス(PCV21)

    結合型ワクチン

    ―

    11,000円

    ニューモバックス(PPSV23)

    莢膜ポリサッカライドワクチン

    ―

    7,700円

    高齢女性(いのばあ)が椅子に座り、看護師(リリー看護師)から左腕に肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)の接種を受けているイラスト。高齢者の感染症予防をやさしく伝える医療啓発デザイン。

    接種を検討したい方

    次のような方は肺炎球菌ワクチン接種を前向きに検討しましょう。

    • 65歳以上
    • 糖尿病がある
    • 高血圧で治療中
    • 慢性腎臓病(CKD)がある
    • 心不全や心房細動がある
    • COPDや喘息がある
    • 過去に肺炎で入院したことがある
    • 高齢のご家族と同居している

    体調や既往歴によって適切なワクチンや接種時期が異なるため、医師にご相談ください。

     

    よくある質問

    Q. 肺炎球菌ワクチンは何年ごとに接種しますか?

    プレベナー20(PCV20)やキャップバックス(PCV21)は原則1回接種です。

    今後の研究やガイドライン改訂によって追加接種の考え方が変わる可能性があります。

    Q. ニューモバックスは5年ごとに接種した方がよいですか?

    以前は5年以上あけて再接種が行われることがありました。

    しかし現在はプレベナー20やキャップバックスなどの結合型ワクチンが利用可能となり、一律に5年ごとの再接種を推奨する考え方ではなくなっています。

    年齢や接種歴に応じて個別に判断します。

    Q. インフルエンザワクチンと同時接種できますか?

    はい。同時接種は可能です。

    高齢者ではインフルエンザワクチンと同時に接種することもあります。

    Q. 新型コロナワクチンと同時接種できますか?

    はい。同時接種は可能です。

    接種をご希望の場合はご相談ください。

    Q. 肺炎球菌ワクチンを接種すると肺炎になりませんか?

    すべての肺炎を予防するものではありません。

    しかし肺炎球菌による重症肺炎や敗血症などの重篤な感染症を予防する効果が期待されています。

    Q. 副作用はありますか?

    接種部位の痛み、腫れ、発赤、軽い発熱などがみられることがあります。

    多くは数日以内に改善します。

    重篤な副反応はまれです。

    Q. 65歳未満でも接種できますか?

    はい。

    定期接種の対象外となるため自費接種になりますが、持病のある方や感染症予防を希望される方は接種を検討できます。

     

    まとめ

    2026年から高齢者の肺炎球菌ワクチン定期接種はプレベナー20(PCV20)へ変更されました。

    現在の成人用肺炎球菌ワクチンには、

    • プレベナー20(PCV20)
    • キャップバックス(PCV21)
    • ニューモバックス(PPSV23)

    があります。

    高齢者や糖尿病、慢性腎臓病、心不全などの持病がある方では、肺炎球菌感染症の予防が重要です。

    年齢や基礎疾患、これまでの接種歴によって最適なワクチンは異なります。

    肺炎球菌ワクチンについて気になる方はお気軽にご相談ください。

    肺炎球菌ワクチンは「どのワクチンを選ぶか」よりも、「必要な方が適切な時期に接種すること」が大切です。

     

    受診のご案内

    福本医院では肺炎球菌ワクチン接種を行っています。

    高齢者定期接種、自費接種のいずれにも対応しております。

    大阪市中央区、心斎橋、長堀橋、本町、四ツ橋周辺で肺炎球菌ワクチン接種をご希望の方は、お気軽にご相談ください。

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    リンク

    1. 厚生労働省 高齢者の肺炎球菌ワクチン

    2. 大阪市 高齢者用肺炎球菌ワクチン接種について

    • URL: https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000623098.html

    • 概要: 大阪市民を対象とした定期接種の要件、実施手順、および指定医療機関の案内が掲載されています。令和8年(2026年)4月1日の制度改定に伴い、使用ワクチンがPCV20(プレベナー20)へと移行し、自己負担費用が6,000円に改定された詳細が記載されています。また、生活保護受給者や市民税非課税世帯に対する自己負担免除の取り扱いについても確認できます。

    ※上記の情報は、現時点(2026年4月時点)で公開されている最新の一次情報に基づいています。

     

    参考文献

    1. 65歳以上の成人におけるPCV13の有効性(CAPiTA試験)

    成人に対する肺炎球菌結合型ワクチン(PCV)の有効性を実証した、最も基礎となる大規模ランダム化比較試験(RCT)の論文です。

    • 文献名: Polysaccharide Conjugate Vaccine against Pneumococcal Pneumonia in Adults

    • 著者: Bonten MJ, et al.

    • 掲載誌: The New England Journal of Medicine. 2015;372(12):1114-1125.

    • DOI: 10.1056/NEJMoa1408544

    • リンク: https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1408544

    • 主要な知見: 65歳以上の成人約8万4千人を対象とした試験において、PCV13はワクチン血清型の市中肺炎の発症を45.6%、ワクチン血清型の侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)を75.8%予防することが実証されました。

    • 情報の限界・不確実性: ワクチンに含まれる血清型には高い予防効果を示した一方で、原因菌を問わない「すべての市中肺炎」に対する予防効果は5.1%にとどまり、統計学的に有意な肺炎全体の予防効果は証明されていません。

    2.小児へのワクチン接種が成人に与える間接効果のレビュー

    • 文献名: Public health impact of pneumococcal conjugate vaccination: a review of measurement challenges

    • 著者: Horn EK, Wasserman MD, Hall-Murray C, Sings HL, Chapman R, Farkouh RA.

    • 掲載誌: Expert Review of Vaccines. 2021;20(10):1291-1309.

    • DOI: 10.1080/14760584.2021.1971521

    • リンク: PubMed (PMID: 34424123) または Taylor & Francis Online

    • 主要な知見: 小児に対する肺炎球菌結合型ワクチン(PCV)の導入が、集団免疫(間接効果)を通じて未接種者におけるワクチン血清型の侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)を減少させることを総説しています。同時に、ワクチンに含まれない血清型による感染が増加する「血清型置換(Serotype replacement)」が重要な課題となっており、より多価なPCV(PCV15、PCV20など)の必要性を指摘しています。

    • 情報の限界・不確実性: 論文内でも詳細に言及されている通り、間接効果の正確な測定には多くの課題が存在します。非侵襲性の疾患(一般的な肺炎など)に対する影響の定量化や、各国のサーベイランス体制の違いによるデータのばらつきなどがあり、効果の推定値には依然として疫学的な不確実性が含まれます。

    3. 日本の成人向け肺炎球菌ワクチン接種ガイドライン(最新版)

    日本の高齢者に対する最新の接種指針と、国内データに基づく有効性の評価がまとめられた学会の公式ステートメントです。

    • 文献名: 65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(第8版 2026年4月1日改訂)

    • 発行元: 日本呼吸器学会・日本感染症学会・日本ワクチン学会 合同委員会

    • リンク: https://www.jrs.or.jp/activities/guidelines/file/65yrs_vaccine_ver8_20260401u.pdf

    • 主要な知見: 65歳の定期接種におけるPPSV23の継続的な位置づけや、新たに導入されたPCV20(20価)の任意接種への活用について、日本の実情に合わせた推奨が記載されています。

    • 情報の限界・不確実性: 新規承認されたPCV20などの多価結合型ワクチンに関して、日本国内の65歳以上の高齢者集団において長期的にどの程度の感染予防効果(リアルワールドデータ)を発揮するかについては、導入から日が浅いため、現時点では十分な国内のデータ蓄積が存在しません。

    4. 米国予防接種実施諮問委員会 (ACIP) の成人向け推奨レポート

    米国の65歳以上に対するワクチン推奨の根拠(エビデンスレベル)を包括的にまとめたCDCの公式報告書です。

    • 文献名: Pneumococcal Vaccine for Adults Aged ≥19 Years: Recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices, United States, 2023

    • 著者: Kobayashi M, et al.

    • 掲載誌: MMWR Recommendations and Reports. 2023;72(3):1-39.

    • DOI: 10.15585/mmwr.rr7203a1

    • リンク: https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/72/rr/rr7203a1.htm

    • 主要な知見: 65歳以上のすべての成人に対し、従来の複数回接種の複雑さを解消するため、PCV20の単回接種、あるいはPCV15とPPSV23の連続接種が有効であるとする根拠と推奨が示されています。

    • 情報の限界・不確実性: 本ガイドラインの費用対効果分析および有効性の推定は、米国内で流行している肺炎球菌の血清型分布に基づいて構築されています。したがって、流行株が異なる他の地域や国において、この推奨がそのまま最適解となるわけではありません。

     

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    この記事の監修

    福本医院

    院長 福本 淳

    内科・循環器内科

    平成9年 神戸大学医学部医学科卒

    医学博士

    循環器専門医(登録番号15490)

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    2026.04.22 , , , ,

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    はしか(麻疹)が再び増加|特効薬がない感染症だからこそワクチンで予防を【大阪・心斎橋の内科】

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    【この記事のポイント】

    ・麻疹(はしか)には特効薬がない
    ・対症療法のみで重症化リスクあり
    ・日本でも患者数が増加
    ・抗体検査とワクチンで予防可能

     

     

     

    ふくぼ先生のキャラクターが麻疹の抗体検査とワクチン接種を呼びかけるイラスト。血液検査と免疫確認の重要性を説明している。

    麻疹(はしか)は、特効薬が存在しない感染症です。
    感染した場合は、解熱剤などで症状を和らげる対症療法が中心となります。

    そのため、発症してからできる治療には限界があり、
    ワクチンによる予防が極めて重要とされています。

    最近はニュースでも報道されているように、
    日本国内でも患者数が増加しており、注意が必要な状況です。

    自分に免疫があるか不安な方は、まず抗体検査で確認することをおすすめします。

     ▶︎ 当院の抗体検査についてはこちら

     
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    ■ 現在使用されているワクチンについて(重要)

    現在、日本で接種されている麻しんワクチンは、
    MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)です。

    麻しん単独ではなく風しんも同時に予防できるため、
    成人の追加接種としても合理的な選択とされています。

     ▶︎ 当院のワクチンについてはこちら

     

    ■ 今、何が起きているのか(最新ニュース)

    現在の状況は比較的はっきりしています。

    • 東南アジアを中心に流行
    • 海外からの持ち込み感染が増加
    • 日本国内でも患者数が増加
    • 渡航歴のない感染例も確認

    日本は一度「麻疹排除国」とされましたが、現在は海外からの流入をきっかけに再び感染が広がりつつあります。

     

    ■ 麻疹は非常に感染力の強い病気です

    麻疹は数ある感染症の中でも特に感染力が強く、

    • 空気感染(同じ空間にいるだけで感染する可能性)
    • 免疫がなければ高確率で発症

    という特徴があります。

     

    ■ 大人の感染が増えています

    最近は成人の感染も目立っています。

    • ワクチン接種が1回のみの世代
    • 接種歴が不明な方
    • 自然感染を経験していない方

    などが背景にあり、免疫が不十分な方が一定数存在しています。

     

    ■ 重症化する可能性もあります

    麻疹は軽く見られがちですが、注意が必要な病気です。

    • 肺炎
    • 脳炎
    • SSPE(数年後に発症する重篤な合併症)

    特効薬がないため、重症化を完全に防ぐ治療は存在しません。

     

    ■ 麻疹の症状と経過

    麻疹(はしか)は非常に感染力が強く、
    典型的には以下の3つの段階を経て進行します。

    ■ 1. 潜伏期間(約10〜12日)

    感染してすぐは症状はありませんが、体内でウイルスが増殖しています。

    ■ 2. カタル期(最も感染力が強い時期)

    期間:3〜4日

    風邪のような症状が現れます。

    • 発熱(38℃前後)
    • 咳、鼻水
    • 目の充血、目やに

    この時期の終わりに、
    頬の内側にコプリック斑(白い小さな斑点)が出現するのが特徴です。

    ■ 3. 発疹期

    期間:4〜5日

    一度下がりかけた熱が再び上昇し、
    39℃以上の高熱(二峰性発熱)となります。

    同時に発疹が出現し、

    • 耳の後ろ → 顔 → 体 → 手足
      の順に広がります。

    発疹は次第に融合し、赤みが強くなります。

    ■ 4. 回復期

    熱が下がり、全身状態は徐々に改善します。

    発疹は消えていきますが、

    • 色素沈着(茶色っぽい跡)
    • 皮膚の落屑(皮むけ)

    がしばらく残ることがあります。

    ■ 注意すべき合併症

    麻疹は免疫を低下させるため、合併症に注意が必要です。

    • 肺炎(最も多い死亡原因)
    • 中耳炎(約5〜15%)
    • 脳炎(約1,000人に1人)

    合併症は決して珍しくなく、重症化の原因となります。

    ■ 感染期間と出席停止

    • 発症1〜2日前から感染力あり
    • 発疹消失後まで感染性あり

    学校保健安全法では
    「解熱後3日を経過するまで出席停止」とされています。

    ■ 受診時の注意(重要)

    麻疹が疑われる場合は、
    直接来院せず、事前に医療機関へ電話連絡をしてください。

    院内感染防止のため、受診方法の案内を受けることが重要です。

    当院では、オンライン診療で対応しています。

     

    ■ 自宅療養の考え方

    麻疹には特効薬がないため、
    基本は安静と水分補給を中心とした対症療法になります。

    ■ 自宅療養で重要なポイント

    ① 厳重な隔離
    空気感染するため、同居家族への感染に注意が必要です。
    解熱後3日経過するまでは外出を控えます。

    ② 入院が必要になるケース

    以下の場合は注意が必要です。

    • 水分が摂れず脱水がある
    • 呼吸が苦しい(肺炎の可能性)
    • 意識がもうろうとしている、けいれん(脳炎の可能性)

    麻疹は他のウイルス感染症と比べても
    合併症の頻度が高く(約30%)、
    状況によっては入院治療が必要になります。

    基本的には自宅療養が中心となる病気ですが、
    体力の消耗が非常に激しい感染症です。

    少しでも様子がおかしい場合は、
    早めの受診(事前連絡の上)が重要です。

     

    ■ 麻疹が疑われるときの受診と検査の流れ

    麻疹は感染力が非常に強いため、疑いがある場合は、そのまま来院せず次の順序でお進みください。

    ■ 1. まず保健所へご連絡ください

    ご本人またはご家族から、お住まいの地域の保健所へお問い合わせください。保健所の窓口を通すことで、検査を無料で受けられる場合があります。

    ■ 2. 当院はオンライン診療で対応します

    院内での感染拡大を防ぐため、麻疹が疑われる方の診察は、オンライン診療(保険診療)を原則としています。診療時間内にお電話でご予約ください。

    ■ 3. 血液検査(麻しんIgM抗体検査)

    オンライン診療の結果、医師が麻疹を強く疑う場合には、完全予約制でご来院いただき血液検査を行います。採血の時期は、発疹が出てから4日目以降28日以内が目安です。この時期を外れると、感染していても抗体が検出されにくくなることがあります。

    検査で陽性となった場合は、当院から保健所へ連絡いたします。

    ■ ワクチンの効果について

    ワクチンの有効性は明確です。

    • 1回接種で約93%
    • 2回接種で約97%

    と高い予防効果が確認されています。

     

    ■ 「接種した記憶がある」だけでは不十分です

    臨床ではここが重要です。

    • 接種回数が不足している可能性
    • 抗体が十分でない可能性
    • 記録が曖昧なケース

    このため、「接種歴」よりも「現在の抗体の有無」が重要になります。

     

    ■ 福本医院の推奨プラン

    当院では、以下の流れをおすすめしています。

    1回目受診時
    ① 抗体検査を実施
    ② 感染歴またはワクチン接種歴がない、あるいは不明な場合は同日にワクチンを1回接種

    4週間後に再診
    ③ 抗体検査の結果を確認
    ④ 抗体が不十分な場合のみ追加接種

    この方法により、無駄な接種を避けながら、必要な方には確実に免疫をつけることができます。

     

    接種歴がはっきりしない場合は、まず抗体検査で確認することが現実的です。

     

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    ■ 今、対策しておくべき理由

    今回の流行は、

    • 海外での流行
    • 人の移動増加
    • 国内での感染拡大

    が重なって起きています。

    今後さらに増加する可能性もあり、早めの対策が重要です。

     

    ■ まとめ

    ・麻疹は特効薬がない感染症
    ・非常に感染力が強い
    ・大人でも感染する
    ・ワクチンによる予防が重要

     

    麻疹は予防できる感染症です。

    必要な対策を早めに行うことで、安心して日常生活を送ることができます。

    心斎橋の内科・循環器内科 福本医院では、抗体検査およびワクチン接種に対応しています。
    ご不安な方は一度ご相談ください。

    ■ FAQ

    Q1. 麻疹(はしか)とはどんな病気ですか?

    麻疹はウイルスによる感染症で、発熱・咳・発疹が特徴です。空気感染する非常に感染力の強い病気です。

     

    Q2. 麻疹はどれくらいうつりやすいですか?

    免疫がない場合、同じ空間にいるだけで感染する可能性があり、非常に感染力が強いとされています。

     

    Q3. 麻疹の初期症状は?

    発熱、咳、鼻水、目の充血など風邪に似た症状から始まり、その後全身に発疹が出ます。

    Q4. 麻疹は大人もかかりますか?

    はい。近年は大人の感染が増えており、重症化しやすい傾向があります。

    Q5. 麻疹は重症化しますか?

    肺炎や脳炎などの合併症を起こすことがあり、注意が必要です。

    Q6. 麻疹ワクチンは何回打つ必要がありますか?

    通常は2回接種で十分な免疫が得られます。

    Q7. 現在の麻疹ワクチンは何ですか?

    日本ではMRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)が使用されています。

    Q8. 1回だけ接種していれば大丈夫ですか?

    1回でも効果はありますが、十分な免疫のためには2回接種が推奨されます。

    Q9. 昔ワクチンを打ったか覚えていません。どうすればいいですか?

    抗体検査で現在の免疫状態を確認することができます。

    Q10. 大人でもワクチンを打てますか?

    はい。成人でも接種可能で、むしろ必要な方も多いです。

    Q11. 抗体検査とは何ですか?

    血液検査で麻疹に対する免疫(抗体)があるかを調べる検査です。

    Q12. 抗体検査だけ受けることはできますか?

    はい。抗体検査のみの受診も可能です。

    Q13. 抗体があればワクチンは不要ですか?

    十分な抗体があれば、追加接種は不要です。

    Q14. 抗体がなければどうなりますか?

    ワクチン接種により免疫をつけることができます。

    Q15. 麻疹には治療薬はありますか?

    特効薬はなく、解熱剤などによる対症療法が中心となります。

    Q16. 麻疹にかかった場合どうなりますか?

    多くは回復しますが、肺炎や脳炎などの重い合併症が起こることがあります。

    Q17. 麻疹は予防できますか?

    ワクチン接種により高い確率で予防可能です。

    Q18. 接種歴が不明な場合どうすればいいですか?

    抗体検査を行い、必要に応じてワクチン接種を行うのが確実です。

    Q19. ワクチンと抗体検査は同日にできますか?

    はい。状況に応じて同日に実施可能です。

    Q20. どのタイミングで受診すればいいですか?

    流行前・流行初期の早めの確認が重要です。不安があれば早めの受診をおすすめします。

     

     

    参考文献

    1. WHO(世界保健機関)の麻疹ワクチン公式ポジションペーパー

    • タイトル: Measles vaccines: WHO position paper – April 2017

    • 発表機関: World Health Organization (WHO)

    • 掲載誌: Weekly Epidemiological Record / Vaccine

    • 出版年: 2017年

    • DOI: 10.1016/j.vaccine.2017.07.066 / WHO公式リンク

    • 概要: WHOによる麻疹ワクチンの世界的な使用に関する公式なガイドラインと推奨事項をまとめたものです。世界規模での予防接種プログラムの方針として、生後6ヶ月からのワクチン接種ガイダンスや、HIV感染児への再接種に関する評価基準など、免疫獲得に向けた科学的根拠に基づく基準が明確に示されています。

    2. CDC(米国疾病予防管理センター)の予防ガイドライン (ACIP推奨)

    • タイトル: Prevention of Measles, Rubella, Congenital Rubella Syndrome, and Mumps, 2013: Summary Recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP)

    • 発表機関: Centers for Disease Control and Prevention (CDC) / 米国予防接種諮問委員会 (ACIP)

    • 掲載誌: MMWR Recommendations and Reports

    • 出版年: 2013年 (※適宜2022年等に新ワクチンの追記あり)

    • リンク: CDC公式リンク (MMWR)

    • 概要: 米国における麻疹、風疹、おたふく風邪の予防に関する基礎的かつ包括的なガイドラインです。2回のMMR(麻疹・おたふく風邪・風疹)ワクチンの接種スケジュールの科学的根拠や、集団免疫の維持、医療従事者や海外渡航者への具体的な予防接種の推奨事項を網羅しています。

    3. The Lancet誌における包括的レビュー

    • タイトル: Measles

    • 著者: William J Moss

    • 掲載誌: The Lancet

    • 出版年: 2017年

    • DOI: 10.1016/S0140-6736(17)31463-0

    • 概要: 臨床医学のトップジャーナルであるLancetに掲載された、麻疹に関する代表的なレビュー論文です。麻疹ウイルスの疫学、臨床的特徴、合併症、そしてワクチン接種が世界の公衆衛生にもたらした多大な貢献について解説するとともに、ワクチン接種率の低下がもたらす再流行の脅威について、実証的データに基づいて論じています。

    4. New England Journal of Medicine (NEJM) 誌の最新レビュー

    • タイトル: Measles 2025

    • 著者: Lien Anh Ha Do, et al.

    • 掲載誌: The New England Journal of Medicine

    • 出版年: 2025年

    • DOI: 10.1056/NEJMra2504516

    • 概要: 世界で最も権威ある医学誌の一つであるNEJMに掲載された最新のレビュー記事です。COVID-19パンデミックによる世界的な予防接種プログラムの混乱とワクチン忌避による近年の麻疹の急速な感染拡大(基本再生産数12〜18)を背景に、最新の臨床症状、合併症、遺伝子型の分子疫学、および現在のガイドラインに関する検証可能な情報を提供しています。

    5. Nature Reviews Disease Primersの疾患解説プライマー

    • タイトル: Measles

    • 著者: Strebel, P. M., et al.

    • 掲載誌: Nature Reviews Disease Primers

    • 出版年: 2016年

    • DOI: 10.1038/nrdp.2016.50

    • 概要: 麻疹ウイルスの病態生理から、宿主の免疫応答、感染による深刻な免疫抑制(麻疹による免疫記憶の喪失など)、および後遺症(亜急性硬化性全脳炎: SSPEなど)に至るまで、疾患の全容を詳細に解説したNature系列の網羅的なレビューです。基礎医学と臨床医学の双方の視点から事実に基づいた強固な知見を提示しています。

     

    心斎橋駅近くで受診可能

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    福本医院は大阪市中央区南船場にある内科・循環器内科です。
    大阪メトロ御堂筋線・心斎橋駅から徒歩2分、なんば(難波)からは1駅です。長堀橋・本町・四ツ橋からも徒歩圏内で、新町・堀江・立売堀をはじめ大阪市西区からも多くの患者様にご来院いただいております。

    この記事の監修

    福本医院

    院長 福本 淳

    内科・循環器内科

    平成9年 神戸大学医学部医学科卒

    医学博士

    循環器専門医(登録番号15490)

    経歴について、詳しくはこちら

    当院について

     

    2026.04.22 , , , ,

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    糖尿病の最新治療|GLP-1・チルゼパチド・SGLT2阻害薬を医師が解説【心斎橋・福本医院】

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    この記事のポイント

    • 糖尿病治療は「血糖値を下げる」から「体重・心臓・腎臓をまとめて守る」時代へ変化しています
    • チルゼパチドは従来のGLP-1製剤を上回る血糖降下・体重減少効果が大規模試験で確認されています
    • SGLT2阻害薬は心不全・慢性腎臓病の予防にも重要な薬です
    • 早めの対応が将来の合併症予防につながります

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    はじめに

    「健康診断でHbA1cが高いと言われた」 「薬を飲んでいるけれど、もっと良い治療があるのでは?」 「GLP-1やチルゼパチドが気になっている」

    大阪市中央区・心斎橋にある福本医院でも、こうした相談が最近とても増えています。

    糖尿病の治療は、ここ数年で大きく変わっています。

    以前は「血糖値を下げること」が治療の中心でした。しかし現在は、血糖値に加えて、

    • 体重を適切にコントロールすること
    • 心臓の病気を防ぐこと
    • 腎臓を守ること

    この3つをまとめて考える治療が世界標準になっています。米国糖尿病学会(ADA)と欧州糖尿病学会(EASD)の合同ガイドラインでも、この考え方が明確に示されています(参考文献1・2)。

    この記事では、循環器専門医の立場から、最新の治療薬の特徴と選び方をわかりやすく解説します。

     

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    体重管理が治療の中心になっています

    近年の糖尿病治療で最も重視されているのが「体重」です。

    体重が減ることで、

    • 血糖値が下がりやすくなる
    • 血圧やコレステロールも改善する
    • 将来の心臓病・腎臓病リスクが下がる

    といった効果が期待できます。

    ADA/EASD合同提言(2022年)では、体重コントロールが糖尿病治療の中核に位置づけられており、食事・運動による生活習慣改善と、必要に応じた薬物療法を組み合わせることが推奨されています(参考文献2)。

     

    運動は薬と組み合わせることで効果が高まります

    体重管理において、薬だけでなく運動習慣も重要な役割を担っています。

    特に有酸素運動は、

    • 血糖値の改善
    • インスリン抵抗性の低下
    • 内臓脂肪の減少
    • 血圧・コレステロールの改善

    に役立つことが多くの研究で示されています。

    ADA 2025ガイドラインでも、成人糖尿病患者に対して週150分以上の中等度有酸素運動が推奨されています(参考文献1)。

    「中等度」の目安は、隣の人と会話できる程度の強さです。ウォーキングや自転車、水泳などが代表的で、特別な器具がなくても始められます。まとまった時間が取れない場合は、10分を3回に分けて行うだけでも効果が期待できます。大切なのは、完璧にやろうとするより続けることです。

    スポーツジムでランニングマシーンを使って早歩きをする福本医院公式キャラクターの「いのばあ」と「いのねえ」。いのばあの心拍数は105回/分、いのねえは運動時間30分を表示。二人が「日本代表勝つかしら?」「期待しましょ」と会話しながら有酸素運動を楽しんでいるイラスト。

    有酸素運動は無理なく続けられる早歩きがおすすめ。いのばあといのねえがランニングマシーンで会話を楽しみながら運動している様子を描いた福本医院オリジナルイラストです。

     

    最近よく使われるお薬① GLP-1受容体作動薬

    GLP-1受容体作動薬は、食欲を自然に抑え、血糖値を下げるホルモンの働きを利用した治療薬です。

    主な特徴は、

    • 食欲を自然に抑える
    • 体重が減りやすい
    • 低血糖を起こしにくい
    • 心臓の病気のリスクを下げる効果が確認されている

    無理な食事制限が続かない方にも、生活習慣の改善を後押ししてくれる治療です。

    いのばあが椅子に座り、マンジャロ(チルゼパチド)を腹部に皮下注射しているイラスト

    椅子に座った状態で、腹部にマンジャロ(チルゼパチド)を自己注射するイメージイラストです。初めての方でも落ち着いて行えるよう、実際の使用方法をわかりやすく表現しています。

     

    最近よく使われるお薬② チルゼパチド(マンジャロ)

    チルゼパチドは、GLP-1に加えてGIPというホルモンにも同時に作用する新しいタイプの薬です。

    世界的な医学誌NEJMに掲載されたSURPASS-2試験では、従来のGLP-1製剤(セマグルチド)と直接比較した結果、チルゼパチドがより強い血糖降下・体重減少効果を示しました(参考文献3)。

    さらに肥満・過体重の方を対象にしたSURMOUNT-1試験では、チルゼパチドを使用したグループで最大約20%の体重減少が報告されており、「体重管理が治療の中心」という考え方を直接支える重要な研究結果です(参考文献4)。

    血糖値の改善だけでなく、体重管理の面でも大きなメリットがある薬として、現在の糖尿病治療の中心的な選択肢の一つになっています。

     

    最近よく使われるお薬③ SGLT2阻害薬

    SGLT2阻害薬は、尿と一緒に糖を体の外に出すことで血糖値を下げる薬です。仕組みは他の薬と異なりますが、それ以上に注目されているのが「心臓・腎臓を守る効果」です。

    EMPA-REG OUTCOME試験(NEJM)では、SGLT2阻害薬エンパグリフロジンが、心血管死亡・心不全入院・腎機能低下を有意に減少させることが示されました(参考文献5)。

    この結果をきっかけに、SGLT2阻害薬は「血糖を下げる薬」から「心臓・腎臓を守る薬」として位置づけられるようになりました。

    KDIGO 2024ガイドラインでも、慢性腎臓病(CKD)を合併した糖尿病患者さんには積極的な使用が推奨されています(参考文献6)。

    特に、

    • 心不全がある方
    • 慢性腎臓病(CKD)がある方
    • 動脈硬化・心血管リスクが高い方

    にとって重要な薬です。

     

    3つの薬の特徴比較

    薬の種類 主な特徴 特に向いている方
    GLP-1受容体作動薬 食欲抑制・体重減少・低血糖リスク低い 体重を減らしたい方・食欲コントロールが難しい方
    チルゼパチド より強い体重減少・血糖改善効果 体重減少効果を重視する方
    SGLT2阻害薬 心不全・腎臓保護効果 心臓病・慢性腎臓病がある方

    ※個人の病状・年齢・生活スタイルによって最適な治療は異なります。必ず医師と相談してください。

     

    どの治療が自分に合っているのか

    現在の糖尿病治療は「この薬が一番良い」という単純なものではありません。

    BMJに掲載されたリビングシステマティックレビュー(2025年)では、63種類の糖尿病治療薬について心血管・腎臓・体重への効果と副作用が網羅的に比較されており、患者さんの状態に応じた個別化治療の重要性が示されています(参考文献7)。

    たとえば、

    • 体重を減らしたい方 → チルゼパチドやGLP-1受容体作動薬
    • 心不全・慢性腎臓病がある方 → SGLT2阻害薬を優先
    • 年齢・低血糖リスクが気になる方 → それぞれの副作用プロファイルで判断

    こうした条件によって、適した治療は変わります。大切なのは、一人ひとりの状態に合わせて治療を選ぶことです。

     

    受診をおすすめする目安

    以下のような方は、一度ご相談ください。

    • 健康診断でHbA1c 6.5%以上または空腹時血糖126mg/dL以上を指摘された
    • HbA1c 5.6〜6.4%の「糖尿病予備群」と言われた
    • 体重が増えてきている、お腹周りが気になる
    • 現在の薬の効果に不安がある
    • チルゼパチドやGLP-1など新しい治療について知りたい
    • 心臓病・慢性腎臓病があり、血糖コントロールも気になる

    糖尿病は初期にほとんど症状がない病気です。しかし放置すると、心臓・腎臓・血管に少しずつダメージが蓄積されます。「まだ大丈夫」と思っている段階こそ、見直しのタイミングです。

     

    糖尿病のよくある質問(FAQ)

    Q. 糖尿病は治りますか? 完全な「完治」は難しいことが多いですが、適切な治療と生活習慣の見直しで血糖値を正常に近い状態に保つことは十分可能です。早期であれば薬なしでコントロールできるケースもあります。

    Q. HbA1cとは何ですか? 過去1〜2か月の平均的な血糖状態を示す指標です。健康診断で最も重要な数値の一つで、治療の目安にもなります。

    Q. チルゼパチドとはどんな薬ですか? GLP-1とGIPの両方に作用する新しいタイプの糖尿病治療薬です。従来のGLP-1製剤より強い血糖改善・体重減少効果が大規模試験で確認されています。医師の管理のもとで使用します。

    Q. SGLT2阻害薬は糖尿病以外にも効果がありますか? はい。心不全の予防・慢性腎臓病の進行抑制に有効であることが大規模試験で示されており、糖尿病がない患者さんへの使用も広がっています。

    Q. GLP-1は「痩せる薬」ですか? 本来は糖尿病治療薬ですが、体重減少効果があります。医師の管理のもとで適切に使用することが重要です。自己判断での使用はお控えください。

    Q. 食事だけで血糖値を改善できますか? 初期の段階では可能な場合もあります。ただし進行している場合は薬との併用が必要です。無理な制限より、長続きする方法を選ぶことが大切です。

    Q. 糖尿病の薬は一生続ける必要がありますか? 状態によっては減量・中止できることもあります。体重減少や生活改善によって薬を減らせるケースも少なくありません。ただし自己判断での中止は危険ですので、必ず医師と相談してください。

    Q. インスリンは最後の手段ですか? 必ずしもそうではありません。早い段階で使うことで膵臓の負担を軽くし、将来の合併症を防ぐ目的で使うこともあります。

    Q. 糖尿病を放置するとどうなりますか? 心筋梗塞・脳梗塞・腎不全・失明・透析などのリスクが高まります。自覚症状がなくても進行するため注意が必要です。

    Q. どのタイミングで受診すればいいですか? 健康診断で異常を指摘された時点が一つの目安です。体重増加・生活習慣の乱れが気になる場合も、早めの相談が将来の合併症予防につながります。

    Q. 心斎橋・長堀橋・本町周辺で糖尿病を相談できる内科はありますか? はい。福本医院(大阪市中央区南船場)では、糖尿病の診療・生活習慣病の管理・最新治療薬のご相談に対応しています。心斎橋・長堀橋・本町・四ツ橋から徒歩圏内です。お気軽にご相談ください。

     

    まとめ

    糖尿病治療はここ数年で大きく進歩しています。

    「血糖値を下げる」だけでなく、体重・心臓・腎臓をまとめて守る治療が世界標準です。チルゼパチドやSGLT2阻害薬など、新しい薬の選択肢も広がっています。

    大切なのは、自分の状態に合った治療を早めに始め、無理なく続けること。「まだ症状がないから大丈夫」と思っている段階こそ、血管を守る最も重要なタイミングです。

    気になる症状や健診異常がある方は、大阪市中央区・心斎橋の福本医院までお気軽にご相談ください。心斎橋・長堀橋・本町・四ツ橋から徒歩圏内です。

     

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    English Summary

    Latest Treatment of Type 2 Diabetes: GLP-1, Tirzepatide, and SGLT2 Inhibitors — A Cardiologist’s Guide

    The management of type 2 diabetes has undergone a paradigm shift. Rather than focusing solely on lowering blood glucose, current international guidelines emphasize a comprehensive approach that simultaneously addresses body weight, cardiovascular risk, and kidney protection.

    Body weight as the central target The 2022 ADA/EASD consensus report positions weight management at the core of diabetes treatment. Weight loss of even 5–10% has been shown to improve glycemic control, blood pressure, and lipid profiles, reducing the long-term risk of cardiovascular and renal complications. In addition, ADA 2025 guidelines recommend at least 150 minutes per week of moderate-intensity aerobic exercise, such as walking or cycling, as a cornerstone of lifestyle management.

    Tirzepatide (Mounjaro) Tirzepatide is a dual GIP/GLP-1 receptor agonist representing a new generation of diabetes therapy. In the SURPASS-2 trial (NEJM, 2021), tirzepatide demonstrated superior glycemic reduction and weight loss compared to semaglutide. The SURMOUNT-1 trial (NEJM, 2022) further showed weight reductions of up to approximately 20% in patients with obesity, directly supporting the weight-centric treatment model.

    SGLT2 inhibitors SGLT2 inhibitors lower blood glucose by promoting urinary glucose excretion, but their most clinically significant benefit lies in cardioprotection and renoprotection. The landmark EMPA-REG OUTCOME trial (NEJM, 2015) demonstrated that empagliflozin significantly reduced cardiovascular mortality, heart failure hospitalization, and renal progression. KDIGO 2024 guidelines recommend SGLT2 inhibitors for patients with diabetic kidney disease.

    Individualized treatment selection A living systematic review published in The BMJ (2025) comparing 63 antidiabetic agents underscores the importance of individualized therapy. Treatment selection should be guided by the patient’s weight, age, cardiovascular history, renal function, and lifestyle. There is no single best drug — the optimal choice varies by individual profile.

    When to seek evaluation Patients with HbA1c ≥6.5%, fasting plasma glucose ≥126 mg/dL, prediabetes (HbA1c 5.6–6.4%), or concurrent heart disease and chronic kidney disease are encouraged to consult a physician promptly. Early intervention offers the greatest opportunity to prevent long-term complications.

    About the author This article was written by Dr. Atsushi Fukumoto, Director of Fukumoto Medical Clinic (Shinsaibashi, Chūō-ku, Osaka, Japan), a board-certified cardiologist (Certification No. 15490), MD, PhD, graduate of Kobe University School of Medicine (1997). The clinic is located in Minami-Senba, within walking distance of Shinsaibashi, Nagahori-bashi, Hommachi, and Yotsubashi stations and neighborhoods.

     

    参考文献

    1. ADA Standards of Care in Diabetes—2025 著者:American Diabetes Association 掲載誌:Diabetes Care. 2025;48(Supplement 1) DOI:10.2337/dc25-S009

    https://diabetesjournals.org/care/article/48/Supplement_1/S181/157564/

    米国糖尿病学会による世界標準の診療ガイドライン最新版。GLP-1受容体作動薬・GIP/GLP-1受容体作動薬(チルゼパチド)・SGLT2阻害薬の早期からの活用、体重管理を治療の中心に据える考え方が明記されています。

    2. ADA/EASD合同コンセンサスレポート(2022年) 著者:American Diabetes Association and European Association for the Study of Diabetes 掲載誌:Diabetologia. 2022;65(12):1925-1966 DOI:10.1007/s00125-022-05787-2

    https://link.springer.com/article/10.1007/s00125-022-05787-2

    米国・欧州の2大糖尿病学会が共同で策定した2型糖尿病の血糖管理に関する合同提言。体重コントロールを治療の中核に位置づけ、心血管・腎臓保護を包括的に推奨した重要な指針です。

    3. SURPASS-2試験(NEJM) 著者:Frías JP, Davies MJ, Rosenstock J, et al. 掲載誌:New England Journal of Medicine. 2021;385(6):503-515 DOI:10.1056/NEJMoa2107519

    https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2107519

    チルゼパチドとセマグルチドを直接比較した第3相RCT。チルゼパチドが従来のGLP-1製剤を上回る血糖降下・体重減少効果を示した、現代の糖尿病治療を変えた代表的試験です。

    4. SURMOUNT-1試験(NEJM) 著者:Jastreboff AM, Aronne LJ, Ahmad NN, et al. 掲載誌:New England Journal of Medicine. 2022;387(3):205-216 DOI:10.1056/NEJMoa2206038

    https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2206038

    肥満・過体重を対象にチルゼパチドの体重減少効果を検証した第3相RCT。最大約20%の体重減少が示され、「体重管理が治療の中心」という考え方の直接的な科学的根拠となっています。

    5. EMPA-REG OUTCOME試験(NEJM) 著者:Zinman B, Wanner C, Lachin JM, et al.(EMPA-REG OUTCOME Investigators) 掲載誌:New England Journal of Medicine. 2015;373(22):2117-2128 DOI:10.1056/NEJMoa1504720

    https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1504720

    SGLT2阻害薬エンパグリフロジンが心血管死亡・心不全入院・腎機能低下を有意に減少させることを示した歴史的RCT。SGLT2阻害薬が「血糖を下げる薬」から「心臓・腎臓を守る薬」へと位置づけられるきっかけとなった重要論文です。

    6. KDIGO 2024 CKDガイドライン 著者:Kidney Disease: Improving Global Outcomes(KDIGO) 掲載誌:Annals of Internal Medicine. 2024 DOI:10.7326/ANNALS-24-01926

    https://www.acpjournals.org/doi/10.7326/ANNALS-24-01926

    慢性腎臓病(CKD)の評価と管理に関する国際標準ガイドライン2024年版。糖尿病性腎症を含むCKD患者へのSGLT2阻害薬・GLP-1受容体作動薬の積極的使用が推奨されており、糖尿病診療においても重要な指針です。

    7. BMJ Living Systematic Review(2025年) 著者:Bidonde J, et al. 掲載誌:The BMJ. 2025 DOI:10.1136/bmj-2024-083039

    https://www.bmj.com/content/390/bmj-2024-083039

    現在利用可能な63種類の糖尿病治療薬について、心血管・腎臓・体重への有効性と副作用を最新エビデンスを随時取り込みながら更新し続ける包括的システマティックレビュー。治療薬の全体像を把握するうえで有用な参考文献です。

     

     

    この記事の監修:福本医院 院長 福本淳(内科・循環器内科、循環器専門医 登録番号15490、医学博士、神戸大学医学部卒)

    福本医院は大阪市中央区南船場にある内科・循環器内科です。大阪メトロ御堂筋線・心斎橋駅から徒歩2分、なんば(難波)からは1駅です。長堀橋・本町・四ツ橋からも徒歩圏内で、新町・堀江・立売堀をはじめ大阪市西区からも多くの患者様にご来院いただいております。

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    2026.04.21 , , , ,

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    健康診断の種類と選び方|自分はどの健康診断を受ければいい?定期健診・雇入時健診・特定健診・自費健診の違いを医師が解説

    【この記事のポイント】

    • 自分が受けるべき健康診断は年齢や保険の種類によって異なります
    • 会社員は定期健康診断、就職・転職時は雇入時健康診断が対象です
    • 40〜74歳の国民健康保険加入者や社会保険の被扶養者は特定健診の対象です
    • 75歳以上の方は後期高齢者健康診査の対象です
    • 定期健診・雇入時健診・特定健診・後期高齢者健診・自費健診の違いを解説します

     

     

    「自分はどの健康診断を受ければいいの?」

    健康診断にはさまざまな種類があり、会社員の方、自営業の方、退職後の方、ご家族の扶養に入っている方では対象となる健診が異なります。

    この記事では、ご自身が受けるべき健康診断を分かりやすく解説します。

    「私はどれを受ければ良いの?」と特定健診や健康診断の種類に迷っている福本医院の公式キャラクター「いのねえ」のイラスト
    この記事をスマートフォンで読むためのQRコード(大阪・心斎橋 福本医院)

    自分はどの健康診断を受ければいい?

    会社員の方

    → 定期健康診断

    就職・転職予定の方

    → 雇入時健康診断

    40〜74歳で職場健診がない方

    → 特定健診

    75歳以上の方

    → 後期高齢者健康診査

    自営業・フリーランスの方

    → 特定健診 または 自費健康診断

    40歳未満で職場健診がない方

    → 若年者健診 または 自費健康診断

     

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    定期健康診断

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    雇入時健康診断

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    特定健診

    75歳以上

    後期高齢者健康診査

    40歳未満

    若年者健診・自費健康診断

     

    健康診断の種類と違い

    定期健康診断

    会社員や公務員の方が毎年受ける健康診断です。

    対象:会社員・公務員

     

    雇入時健康診断

    就職や転職時に必要となる健康診断です。

    対象:就職・転職予定の方

     

    特定健診(特定健康診査)

    生活習慣病の予防を目的とした健康診断です。

    対象:40〜74歳の国民健康保険加入者、社会保険の被扶養者

     

    後期高齢者健康診査

    高齢者の健康維持を目的とした健康診断です。

    対象:75歳以上の方

     

    自費健康診断

    制度による健診の対象外の方や、追加検査を希望される方向けの健康診断です。

    対象:どなたでも受診可能

     

    福本医院で受けられる健康診断

    福本医院では、

    • 定期健康診断A
    • 定期健康診断B
    • 雇入時健康診断
    • 特定健診
    • 後期高齢者健康診査
    • 自費健康診断

    に対応しております。

    心斎橋駅、長堀橋駅、本町駅、四ツ橋駅からアクセスしやすく、大阪市中央区・大阪市西区を中心に多くの方にご利用いただいております。

    どの健康診断を受ければよいか分からない場合も、お気軽にご相談ください。

     

    健康診断の受け方と結果票の見方|健診の流れ・A〜F判定・血液検査・「要再検査」と言われたら【大阪・心斎橋 福本医院】

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    【よくある質問(FAQ)】

    Q. 75歳以上ですが特定健診を受けられますか?

    A. 75歳以上の方は特定健診ではなく、後期高齢者健康診査の対象となります。

    Q. 特定健診は無料ですか?

    A. 基本的な特定健診は無料で受診できます。詳細は加入している保険者へご確認ください。

    Q. 予約は必要ですか?

    A. 当院では待ち時間短縮のため、事前予約をおすすめしています。

    Q. 会社員ですが特定健診を受けられますか?

    A. 会社員の方は勤務先で実施される定期健康診断が優先となります。

    Q. 自分はどの健康診断を受ければよいですか?

    A.

    • 会社員 → 定期健康診断
    • 就職・転職時 → 雇入時健康診断
    • 40〜74歳の国保加入者や被扶養者 → 特定健診
    • 75歳以上 → 後期高齢者健康診査
    • 制度対象外 → 自費健康診断

    迷われる場合は福本医院へご相談ください。

     

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    大阪メトロ御堂筋線・心斎橋駅から徒歩2分、なんば(難波)からは1駅です。長堀橋・本町・四ツ橋からも徒歩圏内で、新町・堀江・立売堀をはじめ大阪市西区からも多くの患者様にご来院いただいております。

    動悸、胸痛、息切れ、高血圧などの循環器疾患から、一般内科、健康診断、予防接種まで幅広く対応しております。気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。

     

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    この記事の監修

    福本医院

    院長 福本 淳

    内科・循環器内科

    平成9年 神戸大学医学部医学科卒

    医学博士

    循環器専門医(登録番号15490)

    経歴について、詳しくはこちら

    当院について

    【ラジオ出演】福本医院 院長と総合診療、感染症専門医が生放送で解説|総合診療と感染症の正しい知識 📻 ラジオ関西「寺谷一紀のまいど!まいど!」出演のご報告 心斎橋の内科・循環器内科

    【週刊現代掲載】福本医院が「最高の病院&クリニック(心臓・循環器科編)」に掲載されました

    2026.04.17 , , , ,

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    自律神経失調症の症状チェック|めまい・動悸・疲労の原因と対策【医師解説】大阪・心斎橋の内科|福本医院

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    「なんとなく体調が悪い」「検査では異常がない」と言われた方へ

    その症状、自律神経の乱れかもしれません。

    👉 心斎橋で自律神経症状のご相談は

    福本医院へ

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    最終更新日 2026/10/6

    この記事のポイント

    • 自律神経失調症は、めまい・動悸・胃腸の不調・疲労など、複数の臓器にまたがる症状が出るのが特徴です
    • 簡易チェックリストで、自律神経の関与がどの程度ありそうかを確かめられます
    • 動悸やめまいは、不整脈など循環器の病気でも起こります。「自律神経のせい」と決める前に確認が大切です
    • 当院では心電図・ホルター心電図・心エコーで、心臓の病気がないかを確かめられます
    • 失神や強い動悸があるときは、早めに受診してください

    自律神経失調症とは?

    自律神経は、心臓・血圧・消化・発汗・排尿など、

    生命維持に関わるほぼすべての機能をコントロールする神経です。

    このバランスが崩れると、

    • めまい(クラクラする)

    • 動悸

    • 胃腸不調

    • 強い疲労感

    など、全身にバラバラな症状が現れます。

     

    自律神経の働きを図解したイラスト。左側に活動・ストレス時に働く交感神経、右側に安静・回復時に働く副交感神経を配置し、心臓、肺、胃腸など各臓器への影響とバランスを比較しています。

    状況に合わせて各臓器をコントロールする、交感神経(活動モード)と副交感神経(リラックスモード)のバランス

     

    自律神経失調症の症状

    自律神経失調症では、特定の臓器の病気ではなく、全身にさまざまな症状がバラバラに現れるのが特徴です。代表的な症状には次のようなものがあります。

    • 心血管系:動悸、立ち上がったときのめまい・立ちくらみ
    • 消化器:胃もたれ、吐き気、便秘や下痢の繰り返し
    • 発汗・体温調節:異常な発汗(多すぎる、または出ない)
    • 泌尿器:尿意切迫、排尿困難
    • 感覚系:まぶしさ、ピントの調節異常
    • 全身症状:休んでも回復しない強い疲労感、ブレインフォグ(思考力・集中力の低下)

    これに加えて、不眠、些細なことでのイライラ、不安感、朝からの倦怠感なども自律神経の乱れに伴ってよくみられます。「臓器の数」が多いほど、局所の病気ではなく自律神経全体の乱れが関与している可能性が高くなります。

    ご自身がいくつ当てはまるか、下記のチェックリストで確認してみてください。

     

    自律神経失調症 簡易チェックリスト

    当てはまる症状にチェックしてください。

    ■ 心血管系

    • 立ち上がるとめまい・目の前が暗くなる(クラクラする)

    • 起立時に強い動悸(脈が速い)

    • 失神または失神しかけたことがある

    ■ 発汗・体温調節

    • 異常な発汗(多すぎる or 出ない)

    ■ 消化器

    • 食後の胃もたれ・吐き気・早期満腹感

    • 便秘や下痢を繰り返す

    ■ 泌尿器

    • 尿意切迫・排尿困難

    ■ 感覚系

    • まぶしさ・ピント調節異常

    ■ 全身症状

    • 強い慢性疲労(休んでも回復しない)

    • ブレインフォグ(思考低下・集中力低下)

     

    判定の目安

    • 0〜2個

      → 一時的な体調不良の可能性

    • 3〜5個

      → 自律神経の関与が疑われる

    • 6個以上

      → 自律神経の関与が強く疑われます。ほかの病気がないかも含めて、一度ご相談ください

    ✔ 3個以上当てはまる方

    ✔ 動悸・めまい・疲労が続く方

    👉 一度、循環器・自律神経の評価をおすすめします

    (心斎橋・福本医院)

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    医学的に重要なポイント

    「臓器の数」が診断のカギ

    自律神経の異常では、

    👉 複数の臓器にまたがる症状が出る

    これが最大の特徴です。

    • 心臓(動悸)

    • 胃腸(不調)

    • 発汗(異常)

    • 排尿(異常)

    👉 1つだけ → 局所疾患

    👉 複数 → 自律神経障害を強く疑う

    ただし、動悸とめまいが同時に起こる場合は不整脈でも起こるため、心臓の検査で確認することが大切です。

     

    「自律神経のせい」と決める前に|循環器の病気との見分け方

    動悸やめまいは自律神経の乱れでよく起こりますが、心臓の病気でも同じ症状が出ます。次のような特徴があるときは、まず循環器の病気がないかを確かめることをおすすめします。

    • 突然始まって突然止まる、速い動悸 → 発作性上室性頻拍(PSVT)の可能性
    • 脈が不規則に乱れる → 心房細動などの不整脈の可能性
    • 立ち上がったときにクラッとする、目の前が暗くなる → 起立性低血圧の可能性
    • 息切れやむくみを伴う → 心不全の可能性

    当院では、心電図、ホルター心電図(最長7日間)、心臓超音波検査(心エコー)、血液検査で、心臓や貧血などの病気がないかを確かめられます。心エコーは当日の検査が可能です(混雑時は後日のご予約になることがあります)。検査で心臓の病気が否定できれば、安心して自律神経の治療に取り組めます。

    代表的な疾患

    • 起立性低血圧

    • 体位性頻脈症候群(POTS)

    • 自律神経ニューロパチー

    特にPOTSでは、

    • 動悸

    • 疲労

    • ブレインフォグ

    が強く、生活の質を大きく低下させます。

     

    以下の症状も、自律神経の乱れに伴ってよくみられます。

    • 夜なかなか眠れない、眠りが浅い(不眠)

    • 些細なことでイライラしやすい

    • やる気が出ない、朝から体も頭も重い

    • 不安感が強い、落ち着かない

     

    なぜ自律神経は乱れるのか?

    ① ストレス・疲労

    交感神経が過剰に働き続ける

    ② 睡眠不足

    血圧・心拍調整機能が低下

    ③ カフェイン

    動悸・頻脈を悪化させる

    ④ 慢性疼痛

    交感神経の過緊張が固定化

    ⑤ 首こり・肩こり

    👉 現代人に非常に多い原因

    • スマホ

    • PC作業

    • 長時間の前傾姿勢

    福本医院の公式キャラクター「いのねえ」がパソコン作業中に前かがみ姿勢となり、首や肩に負担がかかっている様子

     

    ポイント:悪循環が起きている

    • ストレス → 自律神経乱れる

    • 自律神経乱れる → 首こり・疲労

    • 首こり → さらに自律神経悪化

    👉 抜け出しにくいループ

     

    治療の考え方

    ① まず症状を和らげる

    • 漢方

    • 内服治療

    • 生活指導

    ② 同時に生活を整える

    • 睡眠改善

    • カフェイン調整

    • 姿勢改善

    👉 一気に治すのではなく、少しずつ整えることが重要

     

    【警告サイン(要受診)】

    以下がある場合は早めの受診を推奨します

    • 失神

    • 強い動悸

    • 日常生活に支障のある疲労

    • 急激な体調悪化

     

    「原因が分からない体調不良」は放置しないでください。

    福本医院では

    • 動悸・めまいの評価

    • 自律神経の視点からの診療

    • 生活改善まで含めたサポート

    を行っています。

    👉 心斎橋で自律神経症状のご相談は

    福本医院へ

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    脳疲労(認知疲労)とは?しっかり寝ても眠い原因・症状・対策|福本医院

    ■ よくある質問(FAQ)

    Q1. 自律神経失調症とは何ですか?

    A. 自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れ、めまい・動悸・疲労・胃腸不調などが全身に現れる状態です。特定の臓器の病気ではなく、全身の調整機能の乱れです。

     

    Q2. 自律神経失調症で「クラクラする」めまいは起こりますか?

    A. はい。特に立ち上がった時に「クラクラする」「ふらつく」感覚は、自律神経の血圧調整異常によって起こります。起立性低血圧やPOTSの可能性があります。

     

    Q3. 動悸も自律神経が原因ですか?

    A. はい。自律神経が乱れると心拍数の調整がうまくいかず、突然の動悸や頻脈が起こります。特に起立時に強い場合は注意が必要です。

     

    Q4. 疲れているのに回復しないのはなぜですか?

    A. 自律神経の乱れにより、副交感神経(回復モード)が働かず、休んでも回復しない疲労が続きます。

     

    Q5. 不眠やイライラも関係ありますか?

    A. 関係します。ただしこれらは診断の中心ではなく、自律神経の乱れによる関連症状です。睡眠不足は逆に悪化要因にもなります。

     

    Q6. 自律神経失調症の原因は何ですか?

    A. 主な原因は以下の組み合わせです

    ・ストレス

    ・睡眠不足

    ・生活リズムの乱れ

    ・カフェイン

    ・首こり・姿勢不良

     

    Q7. スマホやパソコンは影響しますか?

    A. はい。長時間の前傾姿勢により首の筋緊張が続き、自律神経を乱す原因になります。

     

    Q8. 検査で異常がないのに症状があるのはなぜですか?

    A. 多くの場合、臓器そのものではなく調整機能(神経)の異常だからです。そのため通常の検査では異常が出ないことがあります。

     

    Q9. 自律神経失調症は治りますか?

    A. 多くは改善可能です。ただし、生活習慣を含めて少しずつ整えることが重要です。

     

    Q10. 受診の目安はありますか?

    A. 以下の場合は受診をおすすめします

    ・チェックリストで3項目以上当てはまる

    ・クラクラするめまいや動悸が続く

    ・日常生活に支障がある

    Q11. 朝起きた時にクラクラするのはなぜですか?

    A. 朝起きた直後の「クラクラする」めまいは、自律神経による血圧調整がうまく働いていない可能性があります。特に寝ている状態から急に起き上がると、血圧が一時的に低下し、脳への血流が不足してふらつきが起こります。起立性低血圧や体位性頻脈症候群(POTS)でもよく見られる症状です。

     

    Q12. 自律神経失調症と貧血の違いは何ですか?

    A. どちらも「めまい」「ふらつき」を起こしますが、原因が異なります。

    • 自律神経失調症:血圧や心拍の調整機能の異常(神経の問題)

    • 貧血:血液中のヘモグロビン低下による酸素運搬不足

    貧血では血液検査で異常が見つかることが多い一方、自律神経失調症では検査が正常でも症状が出ることがあります。両者が合併している場合もあるため、医療機関での評価が重要です。

     

    Q13. 自律神経失調症と更年期障害の違いは何ですか?

    A. 症状は似ていますが原因が異なります。

    • 自律神経失調症:ストレス・生活習慣・姿勢などによる神経バランスの乱れ

    • 更年期障害:女性ホルモン(エストロゲン)の低下

    更年期ではホットフラッシュ(のぼせ・発汗)が特徴的ですが、自律神経失調症でも似た症状が出ることがあります。年齢や経過、血液検査などを総合して判断します。

    「クラクラするめまい」や動悸が続いていませんか?

    自律神経の乱れは、検査では異常が出にくいため見逃されがちです。

    気になる症状がある方は、早めのご相談をおすすめします。

    👉 心斎橋で自律神経症状のご相談は福本医院へ

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    参考文献リスト

    1. 起立性低血圧の診断と治療(Lancet Neurology)

    自律神経不全の最も一般的な臨床像である「起立性低血圧」に関する、2022年時点での最新の合意事項をまとめた包括的レビューです。

     

    2. 体位性頻脈症候群(POTS)の決定版レビュー(Nature Reviews)

    若年層に多い自律神経失調の一種であるPOTSについて、その病理生理、診断基準、生活指導から薬物療法までを網羅した世界的に評価の高い文献です。

    • タイトル: Postural orthostatic tachycardia syndrome: clinical presentation, aetiology and management

    • 著者: Fedorowski A.

    • 掲載誌: Journal of Internal Medicine, 285(4), 352-366. (2018)

    • DOIリンク: https://doi.org/10.1111/joim.12852

     

    3. 自律神経不全の診断と管理の体系的ガイド(Neurologic Clinics)

    臨床現場でのアプローチに重点を置き、多様な原因(糖尿病、自己免疫、特発性など)による自律神経障害をどのように鑑別し、管理すべきかを詳述しています。

     

    4. パーキンソン病における自律神経障害(Lancet Neurology)

    神経変性疾患に伴う自律神経機能不全のメカニズムを解明した重要な論文です。特に心臓の交感神経不全など、中枢と末梢の関わりを深く分析しています。

     

    5. 自律神経機能の基礎生理と臨床への応用(Handbook of Clinical Neurology)

    自律神経系の解剖学的基礎から、機能検査法、各種疾患への応用までを網羅した、教育的価値の高いリファレンスです。

     

    6. 頸筋異常による自律神経症状(頸性神経筋症候群)の提唱

    日本の松井孝嘉医師のグループが、首の筋肉(頸筋)の異常が頭痛、慢性疲労、めまい、そして自律神経失調症を引き起こすという概念「頸性神経筋症候群(Cervical Neuro-Muscular Syndrome: CNMS)」を世界に向けて報告した論文です。国内における「首こり病」という概念のベースとなっています。

    • タイトル: Cervical Neuro-Muscular Syndrome: Discovery of a New Disease Group Caused by Abnormalities in the Cervical Muscles

    • 著者: Matsui T, et al.

    • 掲載誌: Neurologia medico-chirurgica (2012)

    • 情報の限界: 単一の日本のグループからの報告。

    • DOIリンク: https://doi.org/10.2176/nmc.52.75

     

    7. 前傾姿勢(テキストネック)と自律神経・感覚運動制御の横断研究

    ストレートネックやテキストネックと呼ばれる「頭部前傾姿勢(Forward Head Posture: FHP)」の被験者と正常な被験者を比較し、FHP群において交感神経皮膚反応の異常(自律神経の過度な興奮性)や感覚運動制御の異常が見られたとするエジプトなどの合同研究チームによる報告です。

    • タイトル: Is forward head posture relevant to autonomic nervous system function and cervical sensorimotor control? Cross sectional study

    • 著者: Moustafa IM, et al.

    • 掲載誌: Gait & Posture (2020)

    • DOIリンク: https://doi.org/10.1016/j.gaitpost.2020.01.004

     

    8. 頸部の靭帯不安定性と迷走神経(自律神経)機能不全の理論モデル

    長時間のスマートフォンやPC使用による「下を向く生活(forward head-facedown lifestyle)」が、首の靭帯を徐々に引き伸ばし(クリープ現象)、それが首を通る迷走神経(副交感神経の要)を牽引・圧迫することで、全身の自律神経症状を引き起こすというメカニズム(Cervicovagopathy)を考察したレビュー論文です。

    • タイトル: Cervicovagopathy: ligamentous cervical instability and dysstructure as a potential etiology for vagus nerve dysfunction in the cause of human symptoms and diseases

    • 著者: Hauser RA, et al.

    • 掲載誌: Frontiers in Neurology (2025)

    • DOIリンク: https://doi.org/10.3389/fneur.

     

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    福本医院は大阪市中央区南船場にある内科・循環器内科です。
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    この記事の監修

    福本医院

    院長 福本 淳

    内科・循環器内科

    平成9年 神戸大学医学部医学科卒

    医学博士

    循環器専門医(登録番号15490)

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    当院について

     

     

    院長・著者について

    福本 淳(ふくもと あつし)/福本医院 院長。循環器専門医・医学博士。大阪市中央区南船場で内科・循環器内科を診療しています。

    著書『ダイエット論 ── 体重の行き先は、一つの式でわかる』(福本医院ライブラリー 第2巻)。本の内容を見る

    2026.04.11 , , , ,

  • blog

    【健康診断でコレステロール・中性脂肪が高い方へ】違い・基準値・治療の目安を循環器専門医が解説|心斎橋 福本医院

    YouTubeで動画を見る

    「まだ大丈夫だろう」と、そのままにしていませんか?

    実は、コレステロールや中性脂肪の異常は、

    自覚症状がないまま進み、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞として現れることがあります。

    👉 少しでも気になる方は、早めの確認をおすすめします


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    ふくぼ先生とリリー看護師が「早めに受診しましょうね」と呼びかけるイラスト ⸻

    健診で異常を指摘されたら、迷わず早めに受診を。ふくぼ先生とリリー看護師がやさしくサポートします。


    最終更新日 2026/10/6

    この記事のポイント

    • 中性脂肪の基準値は空腹時150mg/dL未満です。食後は一時的に上がるため、採血のタイミングで見方が変わります
    • 200〜300mg/dL台は、食事・運動の見直しとあわせて、LDLコレステロールや血圧などほかの危険因子を確かめる段階です
    • 500mg/dLを超えると急性膵炎のリスクが上がるため、早めの受診をおすすめします
    • LDLコレステロール140mg/dL以上は、ほかの危険因子との組み合わせで治療開始の目安が変わります
    • 健診で指摘された方の再検査は、保険診療で受けられます

    コレステロールと中性脂肪の違い

    どちらも「脂(あぶら)」ですが、役割はまったく異なります。

    ■ コレステロール(体の材料)

    コレステロールは、体にとって必要な成分です。

    細胞膜・ホルモン・胆汁酸などの材料になります。

    • LDL(悪玉)コレステロール

       → 肝臓から全身へ運ぶ

       → 多すぎると血管の壁にたまり、動脈硬化を進める

    • HDL(善玉)コレステロール

       → 余分なコレステロールを回収

       → 動脈硬化を防ぐ働き

    LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールの働きをトラックの配送と回収に見立てて解説し、プラーク形成による動脈硬化の進行メカニズムを示した図解イラスト

    【図解】LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールの役割と、血管内でのプラーク形成・動脈硬化への影響

     

    ■ 中性脂肪(トリグリセリド:エネルギー源)

    中性脂肪は、余ったエネルギーの貯蔵庫です。

    ただし増えすぎると、

    • HDL(善玉)が減る

    • LDLが小型化(small dense LDL)

      → 血管に入り込みやすくなる

    👉 動脈硬化を一気に進める原因になります

    食事から摂取した脂質が小腸で吸収され、肝臓で中性脂肪とコレステロールに合成された後、エネルギー貯蔵や細胞膜の構成、ホルモン合成など、それぞれの役割を果たすまでの代謝経路を示した図解。

    食事から摂取した脂質が消化・吸収を経て、中性脂肪(エネルギーの貯蔵と供給)とコレステロール(細胞膜や各種ホルモンの材料)として体内で働くまでの流れ。

    脂質異常症とは?

    血液中の脂質バランスが崩れた状態を指します。

    項目

    基準値(mg/dL)

    異常の目安

    LDLコレステロール(悪玉コレステロール)

    <140

    高いと動脈硬化のリスクが高まります。

    HDLコレステロール(善玉コレステロール)

    ≧40

    低いと動脈硬化のリスクが高まります。

    中性脂肪(トリグリセリド)

    <150

    高いと動脈硬化や脂質異常症のリスクとなります。

    ※日本動脈硬化学会(JAS)2023年版ガイドライン

    放置するとどうなる?

    脂質異常症の怖いところは、症状が出ないことです。

    しかし体の中では、確実に変化が進んでいます。

    • 心筋梗塞

    • 狭心症

    • 脳梗塞

    • 突然死

    👉 「症状がない=安全」ではありません

     

    中性脂肪は食前と食後で変わります

    中性脂肪(トリグリセリド)は食事の影響を強く受けます。食後は小腸からカイロミクロン、肝臓からVLDLが増えるため、必ず一時的に上昇します。

    従来は空腹時の採血が基本でしたが、近年は食後の中性脂肪も心血管リスクと関連することが報告されており、食後の値も参考にします。

    目安となる値

    • 空腹時:150 mg/dL未満

    • 随時(食後):175 mg/dL未満

    なお中性脂肪が500 mg/dLを超えると急性膵炎のリスクが上がり、1000 mg/dL以上では非常に高リスクとなります。この場合は動脈硬化とは別に、膵炎を防ぐための治療が必要になります。

     

    中性脂肪の数値の目安(150・200・300・500以上)

    健診の結果票で中性脂肪が高いと言われたときの、数値ごとの目安です。空腹時の採血を前提にしています(食後に採血した場合は高めに出ます)。

    • 150mg/dL未満:基準範囲内です
    • 150〜199mg/dL:基準より高めです。糖質やお酒、脂っこい食事のとりすぎがないか、運動不足がないかを見直しましょう
    • 200〜499mg/dL:生活習慣の見直しが基本です。LDLコレステロール、血圧、血糖などほかの危険因子が重なる場合は、薬を検討することがあります
    • 500mg/dL以上:急性膵炎のリスクが上がります。早めに受診してください
    • 1000mg/dL以上:膵炎の危険が非常に高い状態です。できるだけ早く受診してください

    当院では、健診で異常を指摘された方の再検査を保険診療で行っています。結果票をお持ちください。中性脂肪とお酒の関係は「お酒は太る?アルコールのカロリーと脂肪肝の関係」でも解説しています。

    LDLコレステロールを下げるお薬

    生活習慣の改善で目標に届かない場合は、薬物療法を検討します。

    • スタチン:LDLコレステロールを下げる基本のお薬です。

    • エゼチミブ:腸からのコレステロール吸収を抑えます。スタチンと併用することもあります。

    • PCSK9阻害薬:注射のお薬で、LDLコレステロールを大幅に下げられます。家族性高コレステロール血症の方や、すでに心筋梗塞を起こしていて目標に届かない方などに検討します。

    このほか、中性脂肪やリポ蛋白(a)を標的とする新しい薬剤も登場しています。

     

    治療開始の目安

    治療は「数値だけ」で決めるものではなく、

    全体のリスクを見て判断します。

    ■ 一次予防(病気の既往なし)

    • LDLコレステロール 160mg/dL以上

      → 生活改善で下がらなければ薬を検討

    ■ 二次予防(心筋梗塞・狭心症あり)

    • LDL 100mg/dL未満が目標

    ※糖尿病・腎臓病がある場合はさらに厳格

    ■ 中性脂肪が高い場合

    • 200mg/dL以上

    👉 食事・運動が基本

    👉 必要に応じて薬(フィブラート・EPA)

    ⚠️ この段階で受診をおすすめします

    • 健診で異常を指摘された

    • 数値が年々上がっている

    • 家族に心筋梗塞の人がいる

    👉 放置せず、一度ご相談ください

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    よくある質問(FAQ)

    Q. コレステロールが高いとすぐ薬ですか?

    A. すぐに薬になるわけではありません。まずは生活習慣の見直しが基本です。

    Q. 中性脂肪だけ高いのは大丈夫?

    A. 放置は危険です。動脈硬化を進める要因になります。

    Q. 食事だけで改善できますか?

    A. 軽度なら可能ですが、リスクが高い場合は薬が必要になることもあります。

    Q. 痩せれば治りますか?

    A. 改善することは多いですが、遺伝の影響もあるため個別判断が必要です。

    Q. 自覚症状はありますか?

    A. ほとんどありません。だからこそ健診が重要です。

    Q. 糖質やアルコールは、中性脂肪やコレステロールに影響しますか?

    A. 糖質もアルコールも「中性脂肪を増やす主因」であり、糖質はコレステロール合成も促進します。 アルコールは直接的な合成促進よりも、肝臓の代謝障害によってコレステロールの処理を乱すタイプです。

    栄養素

    中性脂肪への影響

    コレステロールへの影響

    糖質

    強く増加させる(脂肪酸合成を促進)

    合成を促進する(アセチルCoAを介する)

    アルコール

    強く増加させる(脂肪酸の酸化を抑制)

    間接的に脂質代謝のバランスを乱す

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    治療を支える世界的エビデンス(一次情報)

    脂質異常症治療の有効性は、以下の大規模試験で証明されています。

    1. 4S (Scandinavian Simvastatin Survival Study)

    • 概要: 冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症など)の既往がある患者に対し、コレステロールを下げる薬「スタチン(シンバスタチン)」を投与することで、全死亡率と心血管イベントを劇的に減少させることを初めて証明した歴史的な試験です。

    • 論文名: Randomised trial of cholesterol lowering in 4444 patients with coronary heart disease: the Scandinavian Simvastatin Survival Study (4S)

    • 掲載誌: The Lancet (1994年)

    • DOI: 10.1016/S0140-6736(94)90566-5

    • リンク: https://doi.org/10.1016/S0140-6736(94)90566-5

    2. WOSCOPS (West of Scotland Coronary Prevention Study)

    • 概要: 心筋梗塞の既往がない「高コレステロール血症」の男性に対してスタチン(プラバスタチン)を投与した結果、初めての心筋梗塞の発症や心血管死を有意に予防できること(一次予防効果)を明確に実証した研究です。

    • 論文名: Prevention of coronary heart disease with pravastatin in men with hypercholesterolemia

    • 掲載誌: The New England Journal of Medicine (1995年)

    • DOI: 10.1056/NEJM199511163332001

    • リンク: https://doi.org/10.1056/NEJM199511163332001

    3. HPS (Heart Protection Study)

    • 概要: 2万人以上のハイリスク患者を対象に行われた大規模試験です。コレステロール値が「正常範囲」とされていた患者であっても、スタチンを服用してさらにLDLコレステロールを下げることで、心血管リスクが確実に低下することが判明しました。

    • 論文名: MRC/BHF Heart Protection Study of cholesterol lowering with simvastatin in 20,536 high-risk individuals: a randomised placebo-controlled trial

    • 掲載誌: The Lancet (2002年)

    • DOI: 10.1016/S0140-6736(02)09327-3

    • リンク: https://doi.org/10.1016/S0140-6736(02)09327-3

    4. JUPITER Trial

    • 概要: LDLコレステロール値は高くないものの、体内の炎症反応マーカー(hs-CRP)が高い健康な人々に対してスタチン(ロスバスタチン)を投与したところ、心血管イベントの大幅な抑制が認められた画期的な試験です。

    • 論文名: Rosuvastatin to Prevent Vascular Events in Men and Women with Elevated C-Reactive Protein

    • 掲載誌: The New England Journal of Medicine (2008年)

    • DOI: 10.1056/NEJMoa0807646

    • リンク: https://doi.org/10.1056/NEJMoa0807646

    5. IMPROVE-IT Trial

    • 概要: 急性冠症候群を起こした患者に対して、スタチン単独よりも、小腸でのコレステロール吸収を抑える薬(エゼチミブ)を併用してLDLコレステロールを極限まで低くコントロールした方が心血管イベントを強力に予防できることを証明し、「LDLは低ければ低いほど良い (Lower is better)」という現代の治療概念を裏付けました。

    • 論文名: Ezetimibe Added to Statin Therapy after Acute Coronary Syndromes

    • 掲載誌: The New England Journal of Medicine (2015年)

    • DOI: 10.1056/NEJMoa1410489

    • リンク: https://doi.org/10.1056/NEJMoa1410489

     

    まとめ

    脂質異常症の治療は、

    「数値を下げること」ではなく、「将来の病気を防ぐこと」です。

    同じ数値でも、

    • 年齢

    • 血圧

    • 糖尿病

    • 喫煙歴

    によって最適な治療は変わります。

     

    最後に

    「まだ大丈夫」と思っている今が、実は一番大切なタイミングです。

    気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

    福本医院では、最新の医学的根拠に基づき、

    一人ひとりに合わせた管理方法をご提案しています。

     

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    この記事の監修

    福本医院

    院長 福本 淳

    内科・循環器内科

    平成9年 神戸大学医学部医学科卒

    医学博士

    循環器専門医(登録番号15490)

    経歴について、詳しくはこちら

    当院について

     

     

    院長の著書

    『ダイエット論——体重の行き先は、一つの式でわかる』(福本医院ライブラリー 第2巻)の表紙

    ダイエット論 ── 体重の行き先は、一つの式でわかる
    福本医院ライブラリー 第2巻

    食事を減らしているのに途中から減らなくなる。痩せたのに元に戻ってしまう。この二つを、意志の強さではなく仕組みとして説明した本です。体重は生活習慣と年齢と性別で決まります。その関係を、四則演算だけの一本の式にまとめました。サウナや筋トレで代謝は上がるのかといった、診察室でよく受ける質問にも順に答えています。

    本の内容と体重予測計算表を見る

    2026.04.10 , , , ,

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    ダイエットの基本 ― 何から始めるか、医療で何ができるか

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    この記事のポイント

    • 体重は生活習慣で決まる
    • まず毎日測って、グラフで見る
    • 最も効くのは食事量。運動はその次
    • 薬は習慣を変えるための補助であって、目的ではない

    この記事は、当院のダイエット診療の入口となる総合ページです。全体像をつかんでいただき、必要に応じて詳しい記事へ進んでいただけるように構成しています。

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    結論:体重は「意志」ではなく「生活習慣」で決まります

    ダイエットというと、「頑張る」「我慢する」というイメージが強いかもしれません。ですが実際には、体重は気合いや根性で決まるものではありません。

    体重は、食事(どれだけ食べるか)、活動量(どれだけ動くか)、基礎代謝(年齢と体格)——このバランスで決まります。

    言い方を変えれば、体重とは、その人の生活習慣の結果です。長期的な体重変化を追跡した研究(NEJM 2011)でも、日々の習慣の積み重ねがそのまま体重に反映されることが示されています。

    ダイエットに成功したイノシシのキャラクター「いのねえ」のビフォーアフター(75kgから55kg)の比較イラスト

    ▶ 理論編:ダイエット論 ― 体重は「生活習慣と年齢と性別」で決まる

    なぜ途中から痩せなくなるのか。なぜリバウンドするのか。体重が生活習慣で決まることを、数式で導いています。当院のダイエット診療の理論的根拠です。

    ダイエットの本質は「習慣を変えること」

    ここを間違えると、必ずリバウンドします。

    多くの方は「一時的に痩せること」を目標にしてしまいますが、本来のゴールはそこではありません。

    その体重を維持できる生活を作ること。

    これが正しいダイエットの本質です。

    まず最初にやること ― 毎日、体重を測る

    いろいろな方法がありますが、最初にやっていただきたいのはこれです。

    • お風呂上がりに
    • 毎日、同じ時間帯に
    • スマートフォンのアプリで記録する

    ポイントは、「記録すること」と「グラフで見ること」です。体重は1日単位で見るとブレます。ですがグラフにすると、流れが見えてきます。

    スマートフォン連携に対応した体重計であれば、乗るだけで自動的に記録されます。手入力は続きませんので、「乗るだけ」にしておくことをお勧めします。

    スマホ連携に対応した体重計の例(2026年7月時点)

    1. Anker Eufy Smart Scale A1(Anker公式ストア)
    2. オムロン 体重体組成計 KRD-403T カラダスキャン(オムロン公式ストア)

    ※ 一例です。「スマホアプリに自動で記録される」ものであれば、他の製品でも構いません。当院と各メーカーとの間に利益関係はありません。

     

     

    福本医院公式キャラクター「いのっち」がスマート体重計で体重を測定し、スマホで体重管理アプリのグラフを確認しているイラスト

    体重の動きは「株価」のチャートと同じです

    意外に思われるかもしれませんが、体重の変化は株価や為替の動きによく似ています。上がる日もあれば、下がる日もある。これは普通のことです。

    大切なのは1日の増減ではなく、全体としてどう動いているか(トレンド)です。多少増えた日があっても、長い目で見て右肩下がりになっていれば問題ありません。

    ダイエット中の体重推移グラフ|日々の変動がありながら全体として右肩下がりに減少するダウントレンドのイメージ
    日々の変動はあっても、全体として右肩下がりであれば順調です

    そして測っているだけで、自然と生活が整ってくる方は少なくありません。「食べ過ぎた翌日は増える」「控えた日は減る」——この気づきが、行動を変えていきます。

    食事 ― 最も効くのは「量」です

    福本医院公式キャラクター「いのぱぱ」が焼き魚定食を食べているイラスト|バランスの良い食事によるダイエットのイメージ

    基本はシンプルです。

    • 食べ過ぎない
    • タンパク質をしっかりとる
    • 食事の間隔をあける

    特に重要なのは「量」です。たとえば食事量が8割になると、塩分も自然と8割になります。その結果、血圧が下がる、むくみが減るといった変化も期待できます。

    食事法に正解はあるのか?

    低脂肪、低糖質、地中海食など、さまざまな方法があります。しかし、これらを比較した研究(JAMA 2018)では、大きな差はないという結果が出ています。

    結局のところ、続けられる方法が正解です。

    ▶ 実践編:ダイエット方法 ―「ダイエット論」に基づいた、具体的な進め方

    食事の間隔を15時間空ける方法、タンパク質の摂り方、どうしても食べたいときの選び方、運動を生活に組み込むコツまで。当院が実際にお勧めしている方法を、順にご説明しています。

    なぜ体重が増えるのか

    福本医院公式キャラクター「いのぱぱ」がラーメンや唐揚げ、餃子とビールを食べているイラスト|高カロリー食による体重増加のイメージ

    原因はとてもシンプルです。

    • 食べ過ぎ
    • 運動不足

    どちらか、もしくは両方です。ここに特別な理屈はありません。生活習慣が、そのまま体重に反映されているだけです。

    運動 ― 優先順位は食事の次です

    運動も大切ですが、体重を減らすという観点では食事のほうが優先です。

    そのうえで、厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人について次のように推奨されています。

    • 歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上(1日約8,000歩以上に相当)
    • 筋力トレーニングを週2〜3日
    • 座りっぱなしの時間が長くなりすぎないようにする

    高齢者では1日約6,000歩以上が目安です。

    とはいえ、いきなり8,000歩は続きません。当院ではまず1日5,000歩を最低ラインにしていただき、そこから8,000歩へ近づけていくことをお勧めしています。

    GLP-1受容体作動薬の位置づけ

    福本医院でGLP-1自己注射の指導を受けるいのぱぱのイラスト|肥満治療とダイエット医療のイメージ
    初回は看護師が自己注射の指導を行います

    GLP-1受容体作動薬については、しばしば誤解があります。

    「打てば痩せる薬」と思われがちですが、そうではありません。食欲を抑えることで、生活習慣を変えやすくする薬です。

    当院での考え方

    薬は、あくまで補助です。目的は、あくまで生活習慣が変わることにあります。

    1. 食欲が落ちる
    2. 食事量が減る
    3. 体重が減る
    4. その生活が定着する
    5. 薬を減らしていく

    最終的に目指すのは、薬に頼らずに維持できる状態です。理論編で示したとおり、薬をやめて元の生活習慣に戻れば、体重も元に戻ります。薬は目的ではなく、生活習慣が変わるまでの助走です。

    当院での取り扱い

    • 自由診療(保険適用外)です。費用は全額自己負担となります
    • 対象はBMI 27以上の方です。BMI 27未満の方には、生活習慣の改善を優先していただきます
    • 吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛などの副作用が生じることがあります。まれに急性膵炎などの重篤な副作用が報告されています
    • 効果・副作用には個人差があります。医師の診察のうえ、適応を判断します
    • 費用・詳細は自由診療のご案内をご覧ください

    なお、糖尿病の治療(保険診療)とは、対象も目的も異なります。糖尿病の治療については、別途ご相談ください。

    リバウンドについて

    リバウンドの原因は、ひとつです。

    元の生活に戻ること。

    体重だけが戻るのではありません。生活習慣が戻っているだけです。

    ですから、リバウンドを避ける道はひとつしかありません。目標体重を維持できる生活習慣が身についてから、ダイエットを終了する。これに尽きます。

    もしリバウンドしてしまっても、無理に我慢する必要はありません。一度立て直し、必要なら治療を再開して、また流れを整えていきましょう。リバウンドは珍しいことではありません。

    ダイエットの医学的な意味

    体重を減らすことは、単なる美容ではありません。

    • 糖尿病
    • 高血圧
    • 脂質異常症
    • 心不全

    これらの改善につながります。体重を減らすことは、それ自体が「治療」です。

    まとめ

    • 体重は生活習慣の結果
    • 毎日測り、トレンドで見る。1日の増減に一喜一憂しない
    • 最も効くのは食事量。運動はその次
    • 続けられる方法が正解
    • 薬は補助。ゴールは、維持できる生活習慣が身につくこと

    ダイエットは特別なことではありません。生活を少しずつ整えていく過程です。無理なく続けることが、結果的に一番の近道になります。

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    もっと詳しく知りたい方へ

    ダイエット論 ― 体重は「生活習慣と年齢と性別」で決まる

    ダイエット方法 ―「ダイエット論」に基づいた、具体的な進め方

    お腹が空いていない時に食べると太る理由 ― 人類は“飢餓”に備えて、食べ過ぎた分を蓄えるから ―

    有酸素運動とは?|「会話できる強さ」が健康の秘訣|心不全・生活習慣病・ダイエットへの効果を解説

    お酒は太る?アルコールのカロリーと脂肪肝の関係

    よくあるご質問(FAQ)

    Q1. ダイエットしているのに体重が増えるのはなぜですか?

    体重は毎日変動するのが普通です。水分量、食事内容、便通などの影響で一時的に増えることがあります。重要なのは1日単位ではなく、1週間・1ヶ月単位での変化(トレンド)です。全体として減少していれば問題ありません。

    Q2. 体重はどのくらいの頻度で測ればよいですか?

    毎日測定することをお勧めします。同じ時間帯(例:お風呂上がり)に測り、スマートフォンのアプリで記録・グラフ化すると、変化がわかりやすくなります。

    Q3. 食事と運動、どちらが重要ですか?

    体重を減らすという観点では、食事の影響のほうが大きいとされています。運動も重要ですが、まずは食事内容と食事量の見直しが優先されます。

    Q4. どのような食事がダイエットに適していますか?

    特定の食事法に絶対的な正解はありません。食べ過ぎない・タンパク質を十分に摂る・間食を控えるといった基本が重要です。また食事量が減ることで塩分摂取量も自然に減り、血圧の改善にもつながります。

    Q5. 体重が減らなくなりました。失敗でしょうか?

    いいえ、正常な現象です。同じ生活習慣を続けると、体重は減り続けるのではなく、ある一点に収束していきます。停滞は失敗ではありません。さらに減らしたい場合は、生活習慣をもう一段変える必要があります。詳しくは理論編をご覧ください。

    Q6. GLP-1受容体作動薬は、どのような薬ですか?

    食欲を抑えることで、食事量を減らしやすくする薬です。直接脂肪を燃焼させるものではなく、生活習慣の改善を補助する位置づけで使用します。

    Q7. GLP-1受容体作動薬を使えば、必ず痩せますか?

    効果には個人差があります。また、生活習慣が変わらなければ効果は限定的です。薬をきっかけに食事習慣を改善し、その状態を維持することが重要になります。

    Q8. GLP-1受容体作動薬は、誰でも使えますか?

    当院では原則として、BMI 27以上の方を対象としています。BMI 27未満の方には、生活習慣の改善を優先していただきます。また自由診療(保険適用外)であり、費用は全額自己負担です。副作用(吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛など)が生じることがあります。

    Q9. GLP-1受容体作動薬は、いつまで使いますか?

    目標体重に到達したあとは、食生活を維持しながら徐々に減量(tapering)し、最終的には中止を目指します。薬に頼らず維持できる状態が、本来のゴールです。

    Q10. リバウンドしてしまった場合は、どうすればよいですか?

    リバウンドは珍しいことではありません。多くの場合、生活習慣が元に戻っていることが原因です。無理に我慢するのではなく、食生活を見直し、必要に応じて治療を再開するといった形で、再度調整していきます。

    Q11. ダイエットで、健康は本当に良くなりますか?

    はい。体重の減少は、糖尿病・高血圧・脂質異常症・心不全の改善につながります。ダイエットは美容だけでなく、重要な医療行為です。

    Q12. 急に体重が増減しました。心配でしょうか?

    生活習慣で説明のつかない急激な体重変化がある場合、甲状腺機能異常などの疾患が隠れていることがあります。気になる場合は、一度ご相談ください。

    ダイエットについてご相談されたい方へ

    自己流で難しい場合は、医療の力を使うのも一つの方法です。当院では、生活習慣の見直しを中心に、必要に応じて自由診療による減量治療を組み合わせたダイエット診療を行っています。

    体重の増加は、高血圧・脂質異常症・糖尿病といった生活習慣病、さらには心不全のリスクに直結します。お困りのことがあれば、どうぞご相談ください。

     

    当院のダイエット診療について、医療情報サイト「メディカルドック」でご紹介いただきました。

    同じ内容をいのねえがたどるカラー漫画も刊行しました。第1巻「私、いつの間に?」と第2巻「ちゃんとやってるのに。」がKindleストアで読めます。詳しくはマンガ『いのねえがダイエット論を読んでみた』第1巻・第2巻の案内ページをご覧ください。

    参考文献

    1. Mozaffarian D, et al. Changes in Diet and Lifestyle and Long-Term Weight Gain in Women and Men. N Engl J Med. 2011;364(25):2392-2404.
      doi:10.1056/NEJMoa1014296
      12万人以上を最長20年追跡し、食事内容と生活習慣(運動・睡眠・テレビ視聴時間など)が長期の体重増加を規定することを示した研究。「体重は生活習慣の結果である」という本記事の出発点にあたります。
    2. Shai I, et al. Weight Loss with a Low-Carbohydrate, Mediterranean, or Low-Fat Diet. N Engl J Med. 2008;359(3):229-241.
      doi:10.1056/NEJMoa0708681
      低炭水化物食・地中海食・低脂肪食を2年間比較した無作為化試験。いずれの食事法でも減量は得られ、方法そのものより継続できるかどうかが結果を左右することを示しました。
    3. Gardner CD, et al. Effect of Low-Fat vs Low-Carbohydrate Diet on 12-Month Weight Loss in Overweight Adults(DIETFITS Randomized Clinical Trial). JAMA. 2018;319(7):667-679.
      doi:10.1001/jama.2018.0245
      低脂肪食と低糖質食を12ヶ月間比較し、両者の減量効果に有意差はなかったと報告。遺伝子型やインスリン分泌能によっても差は説明できませんでした。「食事法に唯一の正解はない」という本記事の記述の根拠です。
    4. Wilding JPH, et al. Once-Weekly Semaglutide in Adults with Overweight or Obesity(STEP 1). N Engl J Med. 2021;384(11):989-1002.
      doi:10.1056/NEJMoa2032183
      GLP-1受容体作動薬セマグルチドを週1回投与し、68週後に平均約15%の体重減少が得られた試験。ただし全例が生活習慣への介入(食事・運動指導)を併用しており、薬剤単独の成績ではありません。効果には個人差があります。
    5. Lincoff AM, et al. Semaglutide and Cardiovascular Outcomes in Obesity without Diabetes(SELECT). N Engl J Med. 2023;389(24):2221-2232.
      doi:10.1056/NEJMoa2307563
      糖尿病のない過体重・肥満かつ心血管疾患を有する患者において、心血管イベント(心血管死・心筋梗塞・脳卒中)が約20%減少したことを示した試験。減量が「治療」であることを裏づける、循環器領域にとって重要な報告です。
    6. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(2024年10月公表、2025年度より適用)
      https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html
      年齢・性別ごとの基礎代謝量基準値、参照体重、身体活動レベル、タンパク質の推奨量などを定めた国の指針。本記事および理論編で用いている数値の出典です。
    7. 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」(2024年1月、身体活動基準2013の10年ぶりの改訂)
      https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37649.html
      成人に対し1日約8,000歩以上の身体活動と週2〜3日の筋力トレーニングを推奨し、座りっぱなしの時間を減らすことを新たに明記した指針。本記事の運動に関する記述の出典です。

    ※ 本記事は一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個々の診断・治療に代わるものではありません。
    ※ 自由診療による減量治療は保険適用外であり、費用は全額自己負担となります。効果・副作用には個人差があります。
    ※ 持病のある方、治療中の方は、実施前に必ず主治医にご相談ください。

    福本医院は大阪市中央区南船場にある内科・循環器内科です。

    大阪メトロ御堂筋線・心斎橋駅から徒歩2分、なんば(難波)からは1駅です。長堀橋・本町・四ツ橋からも徒歩圏内で、新町・堀江・立売堀をはじめ大阪市西区からも多くの患者様にご来院いただいております。

    動悸、不整脈、胸痛、息切れ、高血圧などでお困りの方は、心電図、ホルター心電図、心エコー検査などを活用しながら診療を行っております。気になる症状がある方や、健康診断で異常を指摘された方はお気軽にご相談ください。

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    この理論をまとめた本を刊行しました

    本記事の内容をまとめた『ダイエット論——体重の行き先は、一つの式でわかる』(福本医院ライブラリー 第2巻)を、2026年9月に刊行しました。Amazon Kindleストアで発売中です。Kindle Unlimitedの対象なので、会員の方は追加料金なしでお読みいただけます。紙の本(A5判・110ページ)は準備中です。

    書誌・出典一覧と、ご自身の条件で将来の体重の目安を計算できる体重予測計算表は、『ダイエット論』の案内ページにまとめています。計算表は、本を読まなくてもお使いいただけます。

    この記事の監修

    福本医院

    院長 福本 淳

    内科・循環器内科

    平成9年 神戸大学医学部医学科卒

    医学博士

    循環器専門医(登録番号15490)

    経歴について、詳しくはこちら

    当院について

    【ラジオ出演】福本医院 院長と総合診療、感染症専門医が生放送で解説|総合診療と感染症の正しい知識 📻 ラジオ関西「寺谷一紀のまいど!まいど!」出演のご報告 心斎橋の内科・循環器内科

    【週刊現代掲載】福本医院が「最高の病院&クリニック(心臓・循環器科編)」に掲載されました

    外国人患者様へのご案内|完全予約制・日本語での診療について / Information for International Patients

    公開日:2026年3月31日 / 最終更新:2026年8月13日

     

    院長の著書

    『ダイエット論——体重の行き先は、一つの式でわかる』(福本医院ライブラリー 第2巻)の表紙

    ダイエット論 ── 体重の行き先は、一つの式でわかる
    福本医院ライブラリー 第2巻

    食事を減らしているのに途中から減らなくなる。痩せたのに元に戻ってしまう。この二つを、意志の強さではなく仕組みとして説明した本です。体重は生活習慣と年齢と性別で決まります。その関係を、四則演算だけの一本の式にまとめました。サウナや筋トレで代謝は上がるのかといった、診察室でよく受ける質問にも順に答えています。

    本の内容と体重予測計算表を見る

    2026.03.31 , , , ,

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    発熱・かぜ症状は発熱外来へ|完全予約制・感染対策【心斎橋 福本医院】

    ■ 発熱外来の診療時間(受付時間・要予約)

    曜日

    時間

    平日

    14:00〜14:30

    土曜

    15:00〜15:30

    ※受付は平日14:15(土曜15:15)までとなります。お時間に余裕を持ってご来院ください。

    ※上記以外の時間帯はオンライン診療で対応しております。

     

    ■ この記事のポイント

    • 発熱・かぜ・インフルエンザ・コロナは発熱外来で対応しています
    • 院内感染予防のため、一般診療と診療時間を分けています
    • 発熱外来は電話による完全予約制です(WEB予約・直接来院不可)
    • 嘔吐・下痢症状の方は来院前に必ずお電話でご相談ください
    • 感染症専門医の直接指導のもと、安全な診療体制を整えています

    この記事をスマートフォンで読むためのQRコード(大阪・心斎橋 福本医院)
     

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    福本医院公式キャラクター「いのにい」が、38.7℃の発熱、鼻水、咳など風邪症状で体調を崩し、自宅で安静にしながら咳をしている様子を表したイラスト。

    ■ 発熱外来とは?

    福本医院では、発熱・かぜ症状のある方と一般診療の患者さまを診療時間で分けて対応しています。

    待合室や診察室での感染拡大を防ぐため、この体制を設けています。感染症専門医の直接指導のもと運営しており、安全で適切な診療をご提供します。

     

    ■ 対象となる主な症状

    発熱外来で積極的に対応しています:

    • 発熱(37.5℃以上)
    • のどの痛み・咳・鼻水
    • 倦怠感・頭痛などのかぜ症状
    • インフルエンザ・新型コロナウイルス感染が疑われる方

    以下の症状の方はまずお電話でご相談ください:

    • 嘔吐・下痢・腹痛(急性胃腸炎が疑われる方)
    • 症状の程度や受診の可否を電話でご確認の上、ご案内します

     

    福本医院公式キャラクター「いのにい」が、嘔気と激しい下痢による急性胃腸炎を思わせる症状でトイレに座り、お腹を押さえて苦しんでいる様子を表したイラスト。

     

    ■ 発熱外来の診療時間(受付時間・要予約)

    曜日

    時間

    平日

    14:00〜14:30

    土曜

    15:00〜15:30

    ※受付は平日14:15(土曜15:15)までとなります。お時間に余裕を持ってご来院ください。

    ※上記以外の時間帯はオンライン診療で対応しております。

     

    ■ 受診方法(完全予約制)

    発熱外来は電話による完全予約制です。

    ① Web問診を入力(来院前にお済ませください)

    ② お電話でご予約 📞 06-6125-5652 (診療時間内にお電話ください)

    ③ 予約時間に来院

    メールでのご相談も可能です:clinicfukumoto@gmail.com ※翌診療日に折り返しご連絡いたします

    ⚠️ WEB予約・直接来院はできません 必ず事前にお電話でご予約の上ご来院ください。

     

    心斎橋の福本医院キャラクターが電話予約を案内するイラスト。お電話ください、ご協力をお願いしますと表示

    発熱・かぜ・胃腸炎症状の方は、必ずお電話でご予約ください。院内感染予防のためご協力をお願いいたします。

     

    ■ 当院で対応できる検査

    症状に応じて当日検査が可能です。

    • インフルエンザ抗原検査
    • 新型コロナウイルス抗原検査
    • その他、必要に応じた検査

    ※発熱外来では原則として点滴処置は行っておりません。あらかじめご了承ください。

     

    ■ かぜ・インフルエンザ・新型コロナの見分け方

    発熱、のどの痛み、鼻水、咳。どれもよくある症状ですが、かぜ・インフルエンザ・新型コロナのどれが原因かは、症状の見た目だけでは判断できません。おおよその傾向は次のとおりです。

    主な症状

    かぜ

    インフルエンザ

    新型コロナ

    発熱

    ないか微熱

    高熱(急に出る)

    高熱~微熱まで様々

    咳・鼻水

    多い

    ややあり

    咳が長引きやすい

    倦怠感

    軽度

    強い

    強いことが多い

    におい・味覚異常

    なし

    まれ

    ありうる(特に初期株)

    あくまで傾向であり、この表だけで原因を確定することはできません。診断には検査と経過の確認が必要です。

    なぜ検査が必要なのか

    原因となるウイルスによって、治療の方針が変わるためです。

    • インフルエンザには抗ウイルス薬(オセルタミビル、ラニナミビル、バロキサビルなど)が有効です
    • 新型コロナは、重症化リスクの高い方に限って抗ウイルス薬(パキロビッドなど)が検討されます
    • かぜ(ライノウイルスなど)には特効薬がなく、対症療法が中心です。細菌ではないため抗生物質は効きません

    検査のタイミング

    発症してすぐ(6〜12時間以内)は、感染していても検査が陰性になることがあります。インフルエンザの抗原検査は、発症から12〜24時間後が適したタイミングとされています。当院では症状の経過をうかがったうえで、検査の種類とタイミングを調整しています。

    それぞれの治療

    かぜ(普通感冒) 原因はライノウイルスなど。解熱薬や咳止めなどの対症療法が中心になります。

    インフルエンザ 原因はインフルエンザA型・B型ウイルス。抗ウイルス薬は発症から48時間以内の使用が効果的とされています。重症化リスクの高い方は、とくに早期の治療が重要になります。

    新型コロナ 原因はSARS-CoV-2で、変異株によって性質が異なります。軽症から中等症では自然に軽快することが多く、高齢の方や基礎疾患のある方では抗ウイルス薬の投与を検討します。

    ■ PCR検査・公費検査についてのご案内

    新型コロナウイルスの公費PCR検査と、大阪府の無料検査事業は、いずれも終了しています。当院で以前ご案内していた自費PCR検査(料金改定のお知らせを含む)も、現在は行っておりません。

    現在は、発熱やかぜの症状で受診された方に対して、症状と発症からの経過に応じた検査を保険診療の中で行っています。当日実施できるのは、インフルエンザ抗原検査と新型コロナウイルス抗原検査です。

    検査をご希望の場合も、お電話での事前予約が必要です。直接ご来院いただいても検査はお受けできませんので、ご注意ください。

    院内の消毒・換気について

    院内は診療時間中も定期的に消毒と換気を行っています。発熱・かぜ症状のある方と一般診療の方で診療時間を分けているのも、院内感染を防ぐための対策の一つです。

    ■ 感染対策のお願い

    院内感染防止のため、ご協力をお願いします。

    • 予約時間を厳守してください
    • マスクを着用してご来院ください
    • 付き添いは最小限でお願いします

     

    ■ 言語対応について

    当院は日本語での診察を行っております。機械翻訳(スマートフォンの翻訳アプリ等)には対応しておりません。日本語での意思疎通が難しい場合は、必ず人による通訳の方の同伴をお願いします。十分な意思疎通が困難な場合は診察をお受けできないことがあります。

     

    ■ よくあるご質問(FAQ)

    Q. 発熱がなくてもかぜ症状があれば受診できますか? A. はい、受診可能です。のどの痛み・咳・鼻水・倦怠感などのかぜ症状がある方も発熱外来で対応します。

    Q. 嘔吐や下痢の症状がある場合はどうすればよいですか? A. まずお電話でご相談ください。症状の内容をお伺いした上で、受診の可否とご案内をいたします。

    Q. WEB予約はできますか? A. 発熱外来はWEB予約に対応しておりません。お電話(06-6125-5652)でのご予約をお願いします。

    Q. インフルエンザ・コロナの検査は当日できますか? A. はい、症状に応じて当日検査が可能です。

    Q. 点滴はしてもらえますか? A. 発熱外来では原則として点滴は行っておりません。必要と判断された場合は通常診療時間での対応や他医療機関をご案内します。

    Q. 抗生物質は処方してもらえますか? A. かぜなどのウイルス性疾患には処方しておりません。細菌感染が疑われる場合(溶連菌・肺炎など)は必要に応じて処方します。

    Q. 子どもも受診できますか? A. 症状や年齢によっては対応可能です。まずお電話でご相談ください。

    Q. 診察はどのくらいかかりますか? A. 院内滞在時間を短くするよう努めており、比較的短時間での診療を行っています。

     

    ■ 福本医院(心斎橋)

    大阪市中央区南船場3-6-19 心斎橋ワダビル2F 📞 06-6125-5652 診療時間:10:30〜14:30 / 16:30〜19:30(土曜は15:30まで) 休診日:月曜・日曜・祝日

    心斎橋・長堀橋・本町・四ツ橋から徒歩圏内

     

    Web問診ボタン|福本医院のオンライン問診はこちら(来院前入力で待ち時間短縮・心斎橋 内科)電話予約ボタン|福本医院に電話する(06-6125-5652・心斎橋 内科)福本医院(大阪市中央区南船場)のGoogleマップを開く案内ボタン

    ■ English Summary

    Fukumoto Clinic in Shinsaibashi, Osaka, operates a dedicated Fever Outpatient Service to prevent in-clinic infections. Patients with fever, cold symptoms, influenza, or COVID-19 are seen during separate time slots from general consultations. The service is available by phone appointment only — walk-ins and online booking are not accepted. Patients experiencing vomiting or diarrhea are asked to call ahead before visiting, so our staff can assess the situation and provide appropriate guidance. Please note that all consultations are conducted in Japanese only. We are unable to accommodate machine translation tools (such as smartphone translation apps) during consultations. Patients who have difficulty communicating in Japanese are required to bring a human interpreter. The clinic is within walking distance of Shinsaibashi, Nagahori-bashi, Hommachi, and Yotsubashi stations.

     

    福本医院は大阪市中央区南船場にある内科・循環器内科です。
    大阪メトロ御堂筋線・心斎橋駅から徒歩2分、なんば(難波)からは1駅です。長堀橋・本町・四ツ橋からも徒歩圏内で、新町・堀江・立売堀をはじめ大阪市西区からも多くの患者様にご来院いただいております。

    ■ 参考文献

    1. Heikkinen T, Järvinen A. The common cold.

       The Lancet, 2003. DOI: 10.1016/S0140-6736(03)13540-9

    2. Real-world effectiveness of baloxavir and oseltamivir in influenza

       Frontiers in Microbiology, 2024. DOI: 10.3389/fmicb.2024.1428095

    3. Postacute Sequelae of SARS-CoV-2 Infection in the Pre-Delta, Delta, and Omicron Eras

       New England Journal of Medicine, 2024. DOI: 10.1056/NEJMra2309368

     

    この記事の監修

    福本医院

    院長 福本 淳

    内科・循環器内科

    平成9年 神戸大学医学部医学科卒

    医学博士

    循環器専門医(登録番号15490)

    経歴について、詳しくはこちら

    当院について

    外国人患者様へのご案内|完全予約制・日本語での診療について / Information for International Patients

     

    2026.03.30 , , , ,

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